テニスが終わった後に手首が痛い。
フォアハンドストロークを打つときに手首に痛みが出る。
このような症状にお困りの方はいないでしょうか?
今回は、テニスのフォアハンドストロークで手首に痛みが出る原因と対策について解説します。
テニスのフォアハンドストロークを打つと手首に痛みが出る原因
結論からいうと、フォアハンドストロークで手首に痛みを感じる場合、捻挫などの外傷を除けば多くは手首の使いすぎが原因となります。
1・2回ラケットを振るだけでは手首に痛みは出ませんが、プレーを続けることで手首へのダメージは蓄積され、後に痛みへとつながるのです。
特にダメージの原因となるのは、不自然な手首の形でボールを打ち続けることです。
手首を背屈・尺屈した状態で打球することで、本来の手首を支える筋肉の働きが損なわれたり、関節に大きな負担がかかったりします。
そうすることで筋肉と骨をつなぐ腱に炎症が起こったり、関節の軟骨組織等に損傷が起こったりするのです。
テニスのフォアハンドストロークで手首を痛めないために
では、フォアハンドストロークで手首を痛めないためには、どのような意識を持てば良いのでしょうか。
まずは、鏡の前で素振りをして、自分のフォアハンドストロークのフォームを確かめてみましょう。
素振りの時点で手首が不自然な形になっていれば、当然実際のプレーでも不自然な形で打球し、手首の痛みに繋がっているでしょう。
次に、実際にプレーするときに手首の形がどのようになっているかも確かめましょう。
素振りでは綺麗なフォームでスイングできるのに、いざボールを打とうとすると形が大きく崩れてしまうことも多々あります。
フォームが崩れた状態でプレーし続けることで手首に負担がかかるので、そうならないようにビデオを撮るなどしてフォームを確かめるようにしましょう。
最後に、「手首を自然な形で打球する」ってどういうこと?という方のために、手首を中心としたフォアハンドストロークのフォームについて解説します。
テニスのフォアハンドストロークで手首が痛めない打ち方
フォアハンドストロークの基礎として、手首は基本的に「固定」です。
打点時に、面が固定されやすいためです。
手首を固定することで得られるメリットは、打点を作る際の面の固定により面とボールの当たりが安定することです。
これができれば手首を痛めにくくなるだけでなく、フォアハンドストロークショットの安定にも繋がります!
頭の中ではわかってても、いざプレーするとどうしても…という方は、スイング中に手首はジャンケンのグーの形に保つように意識してみてください。
もし、意識を持っていても手首が背屈(手の甲側に折れる)・尺屈(小指側に折れる)してしまうという方は、少し逆の掌屈(手のひら側に折る)・橈屈(親指側に折る)イメージでやるとちょうどニュートラルな角度に手首を保つことができるでしょう。
「【保存版】テニスのフォアハンドストロークの打ち方(フォーム)」のページではロジャー・フェデラーのフォアハンドストロークの打ち方、およびノバク・ジョコビッチのフォアハンドストロークの打ち方を動画と写真で解説しています。
打点を作る際には、肘・手首はテイクバックから安定した角度を保っていることが見てわかります。
無駄な力みなく手首をこの角度に保てていれば、筋肉や関節に余計な負担がかかることはないでしょう。
まとめ
今回は、テニスでフォアハンドストロークを打つと手首に痛みが出る原因について解説しました。
手首の痛みの主な原因は、手首を不自然な形で打球することです。
手首を痛めないために自分のフォアハンドストロークのフォームを確かめてみましょう。
素振りでフォームを確認しても問題はないのにどうしても手首を痛めてしまうという方は、実際にプレーするときに手首が崩れていないかも確認しましょう。
フォアハンドストロークの基礎としては、手首は基本的に「固定」です。
これができれば怪我の予防だけでなくショットの安定にも繋がるので、ぜひ意識してみてください。
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