テニススクールでフォアハンドストロークを打つときの手首の不安定さを指摘されたが、いくら意識してもなおらない!
このようなフォームの問題というのはなかなか一朝一夕ではなおらず、実際の試合で使えるようになるには最低でも3ヶ月以上の練習が必要だと言われています。
では、どのような練習をどのような意識で行えば良いのか、この記事ではフォアハンドストロークで手首を安定させるための矯正法を紹介します。
目次
テニスのフォアハンドストロークで手首が安定しないと起きること
まずは、フォアハンドストロークで手首が安定しないと、どのような問題が起こるかを説明します。
ひとつは、手首の怪我につながるという問題です。
手首が不自然な形で使われると、手首の関節やその周りの筋肉に大きな負担がかかります。
そのため、腱鞘炎やTFCC損傷、テニス肘などの怪我につながる恐れがあります。
もうひとつは、ショットの安定性を欠くという問題です。
手首の角度はラケット面の角度に直結します。
そのため、手首の角度が安定しないということは、ラケット面も安定せず、結果的にショットが不安定になるのです。
つまり、テニスにおいて手首が不安定というのは百害あって一利なしなのです。
テニスのフォアハンドストロークで手首を安定させるメリット
フォアハンドストロークの基礎として、手首は基本的に「固定」しましょう。
確かに脱力をすることでスイングスピードが上がりやすく、回転量やショットスピードを上げやすくはなりますが、先述した通り安定感とのトレードオフになります。
テニスは「相手よりも1球多くコートに返すこと」=「安定したショットを打つこと」が重要なので、手首を固定することに意識をおいた方が良いでしょう。
しかし、頭の中ではわかってても、いざプレーをするとどうしてもフォームが崩れてしまう、という方も多いでしょう。
では、次にテニスのフォアハンドストロークで手首を安定させる矯正方法を2つ紹介します。
テニスのフォアハンドストロークで手首を安定させる矯正方法 その1
誰でもできるフォアハンドストロークで手首を安定させる矯正方法は、ずばり「意識すること」です。
なんて言ったら「意識してもできないから困ってるんだ!」と怒られるかもしれませんが、とにかく手首を固定することだけに意識を置いてみましょう。
人間はひとつのことに注意を向けることしかできず、基本的にはマルチタスクには向かないと言われています。
そのため、もし手首を直したければ手首だけに意識を向けるようにしましょう。
テイクバックからフォロースルーまで一貫して手首の形に意識を向けることで、徐々にフォームは修正されていくでしょう。
1つポイントをあげるとすれば、思っているよりも固めることです。最初はガチガチで構わないので、手首を動かさないことを身体に覚えさせましょう。
テニスのフォアハンドストロークで手首を安定させる矯正方法 その2
もうひとつの矯正方法は、テーピングやサポーターで手首を固定することです。
強制的に手首の角度を保てるようにすることで、身体に手首の形を覚えさせることができます。
最初はぎこちなく感じると思いますが、打感やフォームに慣れてくれば、固定具を外しても手首を安定させることができるようになります。
もちろん、それらに頼りっぱなしになっていけませんが、最初に正しい形を覚えるために一度試してみる価値はあるでしょう。
フォームが安定してきたら、テーピングやサポーターを徐々に緩め、少しずつ物理的な固定を減らしていくようにしましょう。
そうすれば、最終的にはそれらの支えがなくてもフォーム改善が可能になるのです。
まとめ
今回は、テニスのフォアハンドストロークで手首を安定させる矯正方法について紹介しました。
フォアハンドストロークで手首が安定しないと、手首を痛めたりショットが不安定になったりします。
おすすめは、一度物理的に固定をし、正しい形を身体に覚えさせることです。
いくら直しているつもりでも、本当に正しい形になっていなければいくら練習しても変わりません。
だから、時には道具の力を借りることも必要なのです。
ぜひ、試してみてください!
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