テニスの上達法と練習方法

サーブが入らない初心者必見!テニスの入るサーブのコツとは?

サーブは試合において初心者からベテランまで、関係なく必ず打つ必要のあるショットです。

初心者同士でテニスのゲームをするとお互いにサーブが入らず、ダブルフォルトばかりで全然試合にならない、なんてことはありませんでしょうか?

きっと誰もが経験したことでしょう。

サーブが入らないという悩みを抱えている人は、どうすればサーブが安定してサービスボックスに入るのか原理原則を知る必要があります。

「入れ!」と願うだけではサーブ入らないということです。

今回は、初心者向けにテニスにおける入るサーブのコツについて解説します。

テニスのサーブで安定感が最も大切な理由

まずは安定感のあるサーブがいかに重要かを認識しましょう。

サーブはポイントのスタートであると同時に、ポイントを取る最初のチャンスでもあります。

攻撃からスタートして主導権を握る、これがサーブというショットの役割になります。

なぜならテニスというゲームはサーブが有利であることから、サーバー=攻撃・レシーバー=守備という構図になるためです。

つまり、攻撃であるサーブが入らないのであれば、本来ポイントを取るのが難しい守備が簡単にポイントを得るため、試合が一方的に進んでしまうのです。

攻撃のゲームをしっかりと勝ち取るには、ファーストサーブを6〜7割入れ、ダブルフォルトは6ゲーム1セットマッチであれば1試合1〜2本に抑えることが必要です。

では、具体的にサーブのコツについて解説していきましょう。

初心者必見!テニスのサーブの打ち方のコツ1:グリップの握り方

ストロークと同様、サーブでもグリップの握り方ひとつで体の向き、打点の取り方、スイングの方向など全てが変わります。

理想的な打ち方をするためには、効果的なショットを確率良く打てるグリップの握り方が求められます。

一般的には、コンチネンタルグリップがサーブの握り方の基本となります。

ラケットのフレームに親指と人差し指でV字を自然体で作りながら手のひらを当て、そのままグリップまで下に降ろしながら握ると理想のコンチネンタルグリップになります。

理由は2つあります。

・手首や肘などの関節やその動きに関与する筋肉に無理なく理想的な打球面を作りやすい

・回転・コース・スピード・角度など様々な変化をつけやすい

これに対し、グリップが許容範囲から外れ極端に薄い・厚いと、理想的な打球面を作るために、力が入りにくい、あるいは手首や肘が複雑な関節角度になります。

そうすると確率良く攻撃的なショットを打てないだけでなく、怪我をするリスクも高まります。

しかし、サーブが苦手な方からすればコンチネンタルグリップでサーブを打つのは難しいと考えている方も多いでしょう。

初心者のサーブのグリップの握りは大抵の場合イースタン〜ウエスタングリップ(厚いグリップ)になっており、羽子板のように当てて打つような人が多いです。

グリップを一気に矯正しようとすると、全くサーブが入らなくなってしまうので、現在のグリップから少しずつコンチネンタルグリップへ変えていくようにしましょう。

初心者必見!テニスのサーブの打ち方のコツ2:スタンス

きちんとコンチネンタルグリップで握れるようになれば、次は自ずと体の向きが決まってきます。

体の向きは足の置き方(スタンス)で決まってくるため、次に確認すべきはスタンスです。

グリップがきちんと握れているのであれば、スクエアスタンスからクローズドスタンスで立つようにしましょう。

スクエアスタンスとは、両足のつま先を結んだ線がベースラインと直角になっている状態を指します。そのため、おへそはネットと平行方向に向きます。

クローズドスタンスとは、両足のつま先を結んだ線がベースラインから直角以上になっている状態を指します。そのため、おへそはやや後ろ向きになり、相手からは背中が見えるようになります。

基本的には、スクエアスタンス〜ややクローズドスタンスで立ち、ワインドアップと一緒に体を捻るようにするといいでしょう。

そうすることでグリップの握り方にあった体の向きとスイングのエネルギーを作り出すことができ、回転のかかった安定感のあるサーブを打つことができるのです。

初心者必見!テニスのサーブの打ち方のコツ3:トス・打点

テニス初心者ではトスが安定せずに悩む人も意外と多いです。

サーブが安定しない主な原因として、トスの乱れによる打点の乱れがあげられます。

トスが乱れればそれに合わせてスイングをするため、理想的な打球面ができずにショットの安定感を失います。

トスのボールの持ち方は、ボールを鷲掴みにするのではなく、人差し指・中指に乗せ、親指・薬指で支えるようにしましょう。

手のひらでボールを持つと投げたときに指に引っかかり、真上に飛ばすことが難しくなります。

トスの上げ方は、肩を支点にして腕をまっすぐ一本の棒のようにしたまま、ボールを投げるのではなく打点に置くイメージで優しく離すようにしましょう。

打点は、ラケット面が地面と垂直〜やや下向きになる、重心よりも前側(ネット側)でラケットが自然に通るところが理想になるため、基本的には右肩の上〜おでこの間が理想的な打点になることが多いです。

トスは何度上げ直してもルール上問題ないので、きちんと上げられるまでは何度もチャレンジするようにしましょう。

初心者必見!テニスのサーブの打ち方のコツ4:テイクバックの作り方

サーブのテイクバックの方法はいくつか種類があり、プロテニスプレーヤーでもそれぞれ個性的なラケットの上げ方をしています。

共通しているのは、無駄な動きが少なく全身の運動連鎖によってスイングが起こりやすいテイクバックをしていることです。

サーブのテイクバックは、下半身の体重移動やタメを作る動作から始まりますが、これに連動して自然とラケット・トスが上がってくることが理想です。

テイクバックの時点で、上半身と下半身を切り離してしまうと、その後のスイングもチグハグになってしまうケースが多いです。

テイクバックの完了時点=トロフィーポジション(両腕が上がった状態)では、上半身をリラックスさせて、肩は180度に開き脇と肘は90度、手首はじゃんけんのグー、ラケットヘッドは肩と平行になっていることが重要です。

トロフィーポジションがうまく決まらなければ、効率よく肩や肘が動かなくなり、ボールの威力が減ってしまいます。

ただし、トロフィーポジションを意識しすぎて、不自然にラケットを手で担ぐような動作をしてはいけません。

手でラケットを引くのではなく、下半身の動作と連動して勝手にラケットが動かされるのがポイントになります。

トロフィーポジションは一見動きが止まるように見えますが、あくまでサーブ動作全体の通過点なので、連動性を意識して練習しましょう。

まとめ

今回は、初心者が悩みがちなサーブの不安定感を克服するための方法を解説しました。

グリップを厚く握り、体を打ちたい方向に向け、当てて入れるだけのサーブは、手っ取り早くサーブを打てるようになる方法ではあります。

ただし、レベルアップを目指すのであれば、その打ち方では不十分です。

ここまで読んでいただいた人ならもう理解していると思いますが、サーブはグリップの握り方からスイングまで全てが同期しています。

そのため、どれかひとつを変えたら全てを変える必要があります。

フォームを変えるというのは難しいチャレンジであるということです。

ただ、それをクリアしたときにぐんっとレベルアップするのは確かです。

勇気を持ってサーブの改造に着手してみてはいかがでしょうか?

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