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	<title>セオリー | てにすぶ.com</title>
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		<title>【保存版】テニスのダブルスの試合の戦術論と練習メニュー</title>
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		<dc:creator><![CDATA[tenniscoach]]></dc:creator>
		<pubDate>Sun, 21 Oct 2018 05:05:58 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[テニスのダブルスの戦術の上達法]]></category>
		<category><![CDATA[テニス初心者に読んで欲しい記事まとめ]]></category>
		<category><![CDATA[セオリー]]></category>
		<category><![CDATA[ダブルス]]></category>
		<category><![CDATA[戦術]]></category>
		<category><![CDATA[練習方法]]></category>
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					<description><![CDATA[<p>こんにちは、テニスコーチの高田です。 今回は、ダブルスの試合における戦術について解説をします。※シングルスの戦術は別の記事で解説します。 テニスのセオリーをもとにダブルスの試合の戦術の基本を導き出し、さまざまなパターン・ [&#8230;]</p>
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										<content:encoded><![CDATA[<p>こんにちは、テニスコーチの高田です。</p>
<p>今回は、ダブルスの試合における戦術について解説をします。※シングルスの戦術は<a href="https://tennisbu.com/%E3%83%86%E3%83%8B%E3%82%B9%E3%81%AE%E3%82%B7%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%83%AB%E3%82%B9%E3%81%AE%E6%88%A6%E8%A1%93%E3%81%A8%E7%B7%B4%E7%BF%92%E3%83%A1%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC.html" target="_blank" rel="noopener noreferrer">別の記事</a>で解説します。</p>
<p>テニスのセオリーをもとにダブルスの試合の戦術の基本を導き出し、さまざまなパターン・種類の戦略の解説、プロテニスプレーヤーの試合動画をお手本に分析・解説、それらを身に付けるための練習方法の解説を行います。</p>
<p>ダブルスの戦い方は男子・女子、初心者・上級者問わず共通するセオリーを土台とし、そのうえでチームの個性を生かしたプレースタイルを確立すべきです。</p>
<p>セオリーを無視すればミスだらけになってしまいますし、得意とするプレーがなければポイントを取ることは難しいでしょう。</p>
<p>あなたはダブルスに苦手意識を持っていないでしょうか？</p>
<p>・ダブルスはポジショニング・フォーメーション・配球など考えることがたくさんあって難しい。</p>
<p>・ポーチやストレートアタックなどのはやい展開に反応できない。</p>
<p>・2人で協力してコートを守るのが難しい。</p>
<p>・ペアの組み合わせを考えて選ぶのが難しい。</p>
<p>・なによりもダブルスの試合で勝てない。</p>
<p>もし、あなたがこのような課題を感じているならば、この記事を最後まで読み、実践することで改善が見込めるでしょう。</p>
<p>では、内容に入っていきましょう。</p>
<h2 class="style3a">試合で使えるテニスのダブルスの戦術を考える上で重要なセオリーとは？</h2>
<p>まず、本題に入るまえにテニスのルールやコートの形・ネットの高さなどの事実から導きだされる、普遍的なセオリーについて考えてみましょう。</p>
<p>なぜなら、セオリーを無視した戦術では1ポイントや1ゲームを取れたとしても、1試合や1トーナメントを勝ち切ることは難しいからです。</p>
<p>どうしても試合になるとセオリーよりも自分の得意なショットや相手の苦手なショットに頼りがち（それだけで勝てる相手ならそれでも構いません！）ですが、それによって自分がセオリーから外れたプレーをしていると、どこかで無理が生じて気付いたら形勢を逆転されているというパターンは多々あります。</p>
<p>きちんとテニスのセオリーを理解し、常に自分のプレーがセオリーから外れないもしくは外れるとしたら意図的に外すように、俯瞰的な視点を持っておきましょう。</p>
<p>まず、考えて欲しいのは「テニスはどうやったら勝てるスポーツなのか？」という問いです。</p>
<p>指導しているジュニア選手に意見を聞くと「相手が取れないところにボールを打つ」、「相手よりも1球多くボールを返す」、「相手の弱点を突く」などなど様々な意見が返ってきます。</p>
<p>確かにどれも正解ですが、テニスというスポーツの本質には辿り着いていません。</p>
<p>テニスは、（1セットマッチであれば）相手が4ポイント取るまえに自分が4ポイント取ることを6回繰り返せば勝てるスポーツです。（厳密にいえばデュース等もありますがここでは割愛します。）</p>
<p>ここからわかることはまず相手にポイントを取られない=「負けないテニス」をすることが重要で、その次にポイントを取る=「勝つテニス」をすることが重要だということです。</p>
<p>では、次に負けないテニス・勝つテニスとはどのようなテニスなのかを考えていきましょう。</p>
<p>負けないテニス=ポイントを取られないテニスとは、</p>
<p>(1)自分がミスをしない（Forced・Unforced問わず）</p>
<p>(2)相手にエースを取られない</p>
<p>ようなプレーをすることです。</p>
<p>勝つテニス=ポイントを取るテニスとは、</p>
<p>(3)相手にミスをさせる</p>
<p>(4)自分がエースを取る</p>
<p>ようなプレーをすることです。</p>
<p>優先順位としては、負けないテニス&gt;勝つテニスであり、ミス&gt;エース（一般的に試合ではミスによるポイントの方がエースよりも多くなるから）となります。</p>
<p>つまり、(1)自分がミスをしない（Forced・Unforced問わず）、(2)相手にエースを取られない、(3)相手にミスをさせる、(4)自分がエースを取るという優先順位を重視したプレーこそ、テニスの道理に適ったセオリー通りのプレーだと言えるのです。</p>
<p>これまでの自分の試合でのプレーとこのセオリーを比較してみて下さい。</p>
<p>どうしても無理をしてラインぎりぎりを狙ってしまってはいないでしょうか？</p>
<p>ミスを恐れるあまりボールが甘くなり、エースばかり取られていないでしょうか？</p>
<p>ストレスが溜まるような最悪な試合ほど、(1)～(4)の優先順位がバラバラなプレーをしているのです。</p>
<p>そして、常に勝ち続けている人ほど、(1)～(4)の優先順位を守ってプレーしているのです。</p>
<h2 class="style3a">試合で使えるテニスのダブルスの戦術の基本的な考え方</h2>
<p>では、このようなセオリーに基づいて、どのような戦い方をすれば良いのかを考えてみましょう。</p>
<p>まずは、「負けないテニス」をしなくてはいけません。</p>
<p>つまり、自分がアンフォーストエラー（凡ミス）をしない、自分がフォーストエラー（させられたミス）をしない、エースを取られないようなプレーが重要になります。</p>
<p>あなたはどんなときにミスをしたり、エースを取られたりするでしょうか？</p>
<p>まず、アンフォーストエラーをしにくくするプレーについて考えてみましょう。そのためには、アウトやネットをしにくい配球について考える必要があります。</p>
<p>次に、フォーストエラーやエースを取られにくくするプレーについて考えてみましょう。そのためには、動く距離と時間について考える必要があります。</p>
<p>長い距離を走らされたり、準備する時間を失ったりすれば、自分がミスする確率も相手がエースを取る確率も高くなるでしょう。</p>
<p>では、続けて「勝つテニス」について考えていきましょう。</p>
<p>つまり、相手にミスをさせる、自分がエースを取るようなプレーが重要になります。</p>
<p>相手にミスをさせる、自分がエースを取るためには、長い距離を走らせたり、準備する時間を奪ったりする必要があります。</p>
<p>では、これまでの「負けないテニス」と「勝つテニス」の議論をまとめて、ダブルスの戦術のセオリーをいくつかの陣形について導き出しましょう。</p>
<p>戦術を考える上で大切なのは、「負けないテニス」をベースに「勝つテニス」を展開することです。</p>
<p>ここでは、雁行陣対雁行陣（前衛1後衛1対前衛1後衛1）、雁行陣対平行陣（前衛1後衛1対前衛2）、平行陣対雁行陣（前衛2対前衛1後衛1）の3パターンについて戦術を考えてみましょう。</p>
<h3 class="style4a">テニスのダブルスの基本戦術：雁行陣対雁行陣</h3>
<p>まず、このパターンで「負けないテニス」をするためには「前衛の手が届かないクロス」に配球することが重要です。</p>
<p>なぜなら、1）クロスに打つことでミスのリスクが下がるから、2）前衛にボレーされると時間を失いミスをするもしくはエースを取られるリスクが上がるからです。</p>
<p>次に、このパターンで「勝つテニス」をするためには「センター」に配球することが重要です。</p>
<p>なぜなら、センターに打つことで相手後衛の打てる範囲が狭まり、前衛がボレーを出来る可能性が高まるからです。</p>
<p>つまり、雁行陣対雁行陣の場合は後衛が前衛の触れないクロスの外側で打ち合いをした後に、センターにしかけ、それを前衛がボレーで決めるという戦術がセオリーになるのです。</p>
<h3 class="style4a">テニスのダブルスの基本戦術：雁行陣対平行陣（自チームが雁行陣）</h3>
<p>まず、このパターンで「負けないテニス」をするためには「センターストラップの上を中心にボールのスピード・回転・コースに変化をつけた」配球をすることが重要です。</p>
<p>なぜなら、1）センターストラップの上を通してクロスに打つことでミスのリスクが下がるから、2）まともなストローク対ボレーでは必ず時間を失いミスをするもしくはエースを取られるリスクが高まるからです。</p>
<p>次に、このパターンで「勝つテニス」をするためには「ボールのスピード・回転・コースに変化をつけて攻撃に転ずる」配球をすることが重要です。</p>
<p>なぜなら、ストローク対ボレーの状態から抜け出さない限り常に劣勢に立たされてしまうからです。</p>
<p>つまり、雁行陣対平行陣の場合はただ返球するだけでなく、まともなストローク対ボレーの形を作られないように配球に変化をつける戦術がセオリーとなるのです。</p>
<h3 class="style4a">テニスのダブルスの基本戦術：平行陣対雁行陣（自チームが平行陣）</h3>
<p>まず、このパターンで「負けないテニス」をするためには「前衛の手が届かない後衛側」に配球することが重要です。</p>
<p>なぜなら、前衛にボレーされると時間を失いミスをするもしくはエースを取られるリスクが高まるからです。</p>
<p>次に、このパターンで「勝つテニス」をするためには「前衛の手が届かない後衛側」に配球することが重要です。</p>
<p>なぜなら、ボレー対ストロークであれば常に相手の時間を奪うことが出来るからです。</p>
<p>つまり、平行陣対雁行陣の場合は常に後衛にボールを取らせるようにして2対1のボレー対ストロークの形をつくるという戦術がセオリーになるのです。</p>
<p>このように、パターンによってダブルスの基本戦術は異なります。</p>
<p>シングルスよりも少し複雑に感じたかもしれませんが、「負けないテニス」をベースに「勝つテニス」を展開していくというのは共通なので忘れないようにしましょう。</p>
<h2 class="style3a">試合で使えるテニスのダブルスの戦術パターン・種類</h2>
<p>ここまで抽象的なテニスのセオリーとダブルスの戦術論を解説してきました。</p>
<p>ここからはより具体的にいくつかのシチュエーションを挙げて、それぞれについて戦い方を考えていきましょう。</p>
<p>※質問等があり次第、随時更新します。</p>
<p class="style4b">〇 ゲームの種類</p>
<p>テニスの試合には、自分がサーブからはじまるサービスゲームとリターンからはじまるリターンゲームがあります。</p>
<p>基本的には、お互いにサービスゲームをキープし、リターンゲームで数少ないチャンスを生かしてブレイクするという形になります。</p>
<p>それぞれの特徴を理解して、戦い方を考えることが重要です。</p>
<h3 class="style4a">テニスのダブルスの戦術：サービスゲーム（サーブからの展開）</h3>
<p>サービスゲームは常にサーブ「攻撃」からスタートすることが出来るので、攻撃を保ったまま短いラリーでポイントを終わらせることが重要です。</p>
<p>サーブを打ち、返ってきたレシーブをさらに攻撃しポイント（例：ポーチ、サーブアンドボレー、強打など）する、もしくはその後ネットプレーで攻撃を保ちハイボレーやスマッシュでポイントするという3～5ラリー程度で終われるとベストです。</p>
<p>そのためには、サーブのコース・球種の打ち分けの精度とその配球がとても重要になります。</p>
<p>また、ダブルス特有のことで言えば、サーブ側の前衛の動き（例：フェイント、ポーチなど）も相手にプレッシャーをかけてポイントする重要な役割を果たします。</p>
<p>つまり、サーブと前衛の動きがマッチしている状態をつくり出すことがダブルスのサービスゲームでは重要なのです。</p>
<p>例えば、デュースサイドのセンターに遅めのスピンサーブを入れて相手にバックハンドで取らせた場合、逆クロスのリターンよりもストレートに引っ張るリターンの方が打ちやすいため、前衛はポーチのフェイントを入れてストレートに打たせて、それをボレーで決めるというパターンに持ち込むと良いでしょう。</p>
<p>このようにサーブや前衛の動きで相手のリターンのコースなどを限定し、攻撃を保つことが出来ればサービスゲームを固くキープすることが出来るでしょう。</p>
<h3 class="style4a">テニスのダブルスの戦術：リターンゲーム（リターンからの展開）</h3>
<p>リターンゲームは常にリターン「守備」からスタートするので、守備から中間、中間から攻撃へと移っていけるようなプレーをすることが重要です。</p>
<p>サーブを高い確率でコートに返し、相手の攻撃に耐えて中間へと持ち直し、あわよくば攻撃することで相手にプレッシャーをかけることが出来ればベターです。</p>
<p>ただし、ダブルスはシングルスと違いサーブ側に前衛がいるためリターンをただ返すだけでは、リターンミスをしているのとほぼ変わらない状態になってしまうので、効果的なリターン（例：前衛が触れないようなリターン、前衛が触れても決め切れないリターンなど）を返す必要があります。</p>
<p>そのためには、リターンの精度とその後のラリーが重要になります。</p>
<p>まずは効果的なリターンを返すことでもう1球多く相手にプレーさせることを意識しましょう。</p>
<p>次に、サーブを返した後のやや守備的なラリーを我慢強く戦うことを意識しましょう。</p>
<p>リターンやラリーで意識すべきことは高い・低い、速い・遅い、遠い・近い、球種に変化をつけてはっきりと打ち分けることです。</p>
<p>そうすることで相手に攻撃されないもしくは攻撃されても決め切られないようにすることが出来ます。</p>
<p>このように、リターンゲームは相手に攻撃されないことを念頭に置いて、少しのチャンスで取りきるようにするとブレーク率を上げることが出来るでしょう。</p>
<p class="style4b">〇 ポジション</p>
<p>ダブルスの試合には、前衛と後衛のポジションがあり、それぞれが連動して1つのプレーを作り上げることが大切です。</p>
<p>基本的には、「後衛がチャンスをつくり前衛が決める」というパターンを考えるべきでしょう。</p>
<h3 class="style4a">テニスのダブルスの戦術：前衛</h3>
<p>前衛というポジションは、ダブルスの試合において常にチャンスを逃さず決め切るようなプレーをすることが重要です。</p>
<p>フェイントやポーチで相手にプレッシャーをかけたり、手の届く範囲のボールはボレーやスマッシュでポイントしたりするのが役割です。</p>
<p>そのためには、自分の守備範囲を意識して最初の構える位置やラリー中の立ち位置（ポジショニング）を取ること、相手の全てのショットを取ろうとする意識と動きが重要です。</p>
<p>基本的に、最初の構える位置は相手のストレートアタックがアレーに入っても届くかつストレートロブをスマッシュ出来る位置にすると良いでしょう。</p>
<p>ラリー中は相手が打てる範囲を2等分した内の自分側の真ん中にポジショニングすると良いでしょう。</p>
<p>また、サービスリターン後やラリー中になかなかボールに触れないという人は、動き方は気にせずに勇気を持ってボールに触る、常に相手が打つときにはスプリットステップを踏むのがコツです。</p>
<p>このように、前衛は常に攻撃的な姿勢を保ち、ポイントを決める役割を果たせるようにしましょう。</p>
<h3 class="style4a">テニスのダブルスの戦術：後衛</h3>
<p>後衛というポジションは、ダブルスの試合において常に相手前衛のポーチやフェイントにつかまらずに、味方の前衛がポイントを取りやすいようなチャンスメイクをすることが重要です。</p>
<p>ベースラインからのラリーで相手にプレッシャーをかけたり、チャンスと見ればストレートアタックやアプローチを打ってネットに付いたり、ポイントを取るための御膳立てをする役割を果たします。</p>
<p>そのためには、相手前衛に触られないもしくは触られても決められないようなショットの配球、味方の前衛が決めるチャンスを掴みやすい配球をすることが重要です。</p>
<p>基本的には、相手前衛の立ち位置と守備範囲を鑑みて、ボレーやスマッシュされないコートの外側（アレーコート）でラリーをつくり、センターが空いたときにセンターを突き、味方前衛が決めやすいようなシチュエーション（相手がコート中央から角度をつけにくい）をつくると良いでしょう。</p>
<p>相手の前衛が届かないもしくは触っても決められないようなボール、高低・緩急・回転・コースに変化のついたボールを自信を持って選択できるように普段から練習しましょう。</p>
<p>このように、後衛は常にチャンスメイクをする姿勢をもち、ラリーをつくる役割を果たせるようにしましょう。</p>
<p class="style4b">〇 プレースタイル</p>
<p>テニスには、オールラウンド・ネットプレー・ベースラインプレーといったプレースタイルがあります。</p>
<p>ダブルスにおいても、サーブ・リターン後にネットに付くネットプレーヤー、サーブ・リターン後にベースラインに留まるベースライナー、2つのいずれも使い分けるオールラウンダーがいます。</p>
<p>選手それぞれがショットの得意不得意、フィジカル、正確などを総合的に判断して、最も自分に向いているものを選びます。</p>
<p>それぞれにメリット・デメリットがあるため、メリットを最大化しデメリット最小化する必要があります。</p>
<h3 class="style4a">テニスのダブルスの戦術：オールラウンド</h3>
<p>オールラウンダーは、常に守備・中間・攻撃の状況判断のメリハリが重要です。</p>
<p>器用にサーブ・リターン・ストローク・ボレー・スマッシュをこなせるからこそオールラウンドなプレーが出来るわけですが、器用貧乏にならないようにしなくてはいけません。</p>
<p>今の自チームの状況と相手チームの状況を総合的に判断し、今どのようなプレーをすべきなのか考えましょう。</p>
<p>当たり前ですが、オールラウンダーは攻撃すべき時は攻撃し、守備すべき時は守備し、相手の様子見をすべき時は中間のプレーをすることが全てです。</p>
<p>そのためには、練習や試合をしながら今のプレーは理にかなっていたのかを検証する癖をつけることが重要です。（最も効果的なのは動画を撮って客観的に振り返りをすることです。）</p>
<p>すると、経験値が貯まり、瞬時に正しい状況判断が出来るようになるのです。</p>
<h3 class="style4a">テニスのダブルスの戦術：ストローク・ベースラインプレー</h3>
<p>先に解説した「テニスのダブルスの戦術：後衛」を参考にして下さい。</p>
<h3 class="style4a">テニスのダブルスの戦術：サーブアンドボレー・ネットプレー</h3>
<p>サービスアンドボレーヤー（ネットプレーヤー）は、ポイントのほどんどで攻撃的なプレーをすることが重要です。</p>
<p>常に攻撃をしかけることで相手にプレッシャーをかけてミスをさせるか、決定的なチャンスを作り出しエースを取りましょう。</p>
<p>攻撃がハマると相手は手も足も出ない状態になるでしょう。</p>
<p>サーブやリターンの後にネットへ向かって前進し、ボレー・スマッシュ対ストロークの構図をつくることが全てです。</p>
<p>ダブルスでサービスアンドボレーやリターンダッシュを成功させるためには、サーブ・リターン・ネットプレーのレベルを上げることが重要です。</p>
<p>そうすることで、どんな戦術よりも簡単にポイントを取ることが出来るのです。</p>
<p class="style4b">〇 フォーメーション</p>
<p>ダブルスには、さまざまなフォーメーションが存在します。</p>
<p>それぞれのフォーメーションの特性を生かして戦うことが出来れば、相手の弱点を突いたり、得意を潰したりして試合の主導権を握ることが出来ます。</p>
<h3 class="style4a">テニスのダブルスの戦術：ポーチ</h3>
<p>ダブルスで最もオーソドックスなフォーメーションはポーチでしょう。</p>
<p>ポーチには、攻撃的ポーチと守備的ポーチがあり、きちんとポーチのメリットとデメリットを理解したうえで使う必要があります。</p>
<p>サーブがセンターに入ったからポーチ、ペアがストロークで良いボールを打ったからポーチと単純に選択するものではありません。</p>
<p>まず、ポーチのメリット・デメリットについて考えてみましょう。</p>
<p>ポーチのメリットは相手のショットを一気にポイント出来ること、味方を助けられること、相手後衛にプレッシャーをかけられることです。</p>
<p>一方で、ポーチのデメリットはポジションチェンジをすることでコートに空きをつくってしまうということです。</p>
<p>攻撃的ポーチは、味方後衛のショットによって相手がクロスに返球する確率が高まったときに行いましょう。</p>
<p>例えば、相手後衛にネットよりも低い打点で取らせたとき、相手がラリーを整えようとしたときなど、注意深く相手を観察しましょう。</p>
<p>守備的ポーチは、味方後衛に打たせたくないときに行いましょう。</p>
<p>例えば、味方後衛のサーブ・ストローク・ファーストボレーの調子が悪い、相手のショットとの相性が悪いなど、味方が苦しんでいるときに助けるようにポーチしましょう。</p>
<p>このように、ポーチはコートに空きを作るリスクを負っても出るべきタイミングで相手後衛のショットを捕まえるように心がけましょう。全くポーチに出ない・根拠なくポーチに出るのはあまりおすすめしません。</p>
<h3 class="style4a">テニスのダブルスの戦術：アイフォーメーション</h3>
<p>ダブルスの応用的なフォーメーションの1つといえばアイフォーメーションでしょう。（サービスゲームで、前衛がサービスセンターライン付近にしゃがみ、後衛がセンターマーク付近からサーブを打つフォーメーション）</p>
<p>アイフォーメーションもポーチと同様に、攻撃的・守備的な役割があり、きちんとメリットとデメリットを理解したうえで使う必要があります。</p>
<p>サーブが良いからアイフォーメーションで速攻を仕掛けるだけではいけません。</p>
<p>まず、アイフォーメーションのメリット・デメリットについて考えてみましょう。</p>
<p>アイフォーメーションのメリットは、相手のリターンを一気にポイント出来ること、味方を助けられること、レシーバーにプレッシャーをかけられることです。</p>
<p>一方でアイフォーメーションのデメリットは、2人がコート中央に縦に並ぶことでコートに空きをつくってしまうということです。</p>
<p>攻撃的アイフォーメーションは、味方後衛のサーブによってほぼまともなレシーブが返ってこないとき、相手のレシーブのコースをほぼ確実に限定できるときに使いましょう。</p>
<p>例えば、速いサーブが得意であれば相手のボディー目掛けて打って浮いてきたボールを前衛が決めるなど、確実にサーブでアドバンテージを取れる状態にしましょう。</p>
<p>守備的アイフォーメーションは、相手レシーブが良いとき、味方後衛に特定のショットを打たせたくないときに行いましょう。</p>
<p>目先を変えることで相手レシーブが狂ったり、レシーブを打たせるコースを限定させる（後衛の方に注意深く打たせる）ことでレシーブの良さを消したりする効果が期待できます。</p>
<p>例えば、味方後衛のバックハンドストロークのが調子悪いときにアイフォーメーションで必ずバックハンド側に前衛が移動する、相手レシーブを惑わすためにアイフォーメーションの形から左右に移動するなど、なんとか守備的状況から脱却できるように工夫をしましょう。</p>
<p>このように、アイフォーメーションはコートに空きを作るリスクを負ってでも、相手のリターンを止めたい、サーブの次で仕留めたいときに使うと良いでしょう。特に相手にプレッシャーがかかっているポイントで使うと更に考えさせることが出来るため有効です。</p>
<h3 class="style4a">テニスのダブルスの戦術：オーストラリアンフォーメーション</h3>
<p>ダブルスの応用的なフォーメーションの1つといえばオーストラリアンフォーメーションでしょう。（サービスゲームで、前衛と後衛が同じサイドのセンターライン付近に立つフォーメーション）</p>
<p>オーストラリアンフォーメーションも先に解説した2つと同様に、攻撃的・守備的な役割があり、きちんとメリットとデメリットを理解したうえで使う必要があります。</p>
<p>まず、オーストラリアンフォーメーションのメリット・デメリットについて考えてみましょう。</p>
<p>オーストラリアンフォーメーションのメリットは、味方を助けられること、レシーバーにプレッシャーをかけられることです。</p>
<p>一方でオーストラリアンフォーメーションのデメリットは、2人が同じサイドに縦に並ぶことでコートに空きをつくってしまうということです。</p>
<p>攻撃的オーストラリアンフォーメーションは、味方後衛のサーブによって相手のレシーブのコースをほぼ確実にクロスに限定できるときに使いましょう。</p>
<p>例えば、バックサイドでワイドに跳ねるスピンサーブを打ち、ストレートに打つのが難しい状態にするなど、確実にサーブで相手がクロスに打ちやすいもしくはストレートに打ちにくい状態にしましょう。</p>
<p>守備的オーストラリアンフォーメーションは、相手のクロスへのレシーブが良いとき、味方後衛に特定のショットを打たせたくないときに行いましょう。</p>
<p>目先を変えることで相手レシーブが狂ったり、レシーブを打たせるコースをストレートに限定させる（後衛の方に注意深く打たせる）ことでレシーブの良さを消したりする効果が期待できます。</p>
<p>例えば、味方後衛のバックハンドストロークの調子が悪いときにオーストラリアンフォーメーションで前衛が止める、相手のクロスへのレシーブが良いときに前衛が止めるなど、なんとか守備的状況から脱却できるように工夫しましょう。</p>
<p>このように、オーストラリアンフォーメーションはコートに空きを作るリスクを負ってでも、相手にプレッシャーをかけたい、相手のクロスへのリターンを止めたいときに使うと良いでしょう。特に相手にプレッシャーがかかっているポイントで使うと更に考えさせることが出来るため有効です。</p>
<p class="style4b">〇 レベル・人</p>
<p>テニスは、プレーする人の特徴によって適した戦術が変わります。</p>
<p>セオリーに基づいて自分に合った戦術を選べば、自分の持っている技術や体力を最大限に生かすことができるでしょう。</p>
<h3 class="style4a">テニスのダブルスの戦術：初心者</h3>
<p>初心者の場合は、よりセオリーに忠実に戦うことが重要になります。</p>
<p>テニスのセオリーである(1)ミスをしない、(2)エースを取られないという「負けないテニス」に注力し、1球でも多く相手にボールを打たせるようにしましょう。</p>
<p>そのためには、試合中は打ち方や狙う場所などは特に意識せず、ボールから目を離すことなくひたすら追いかけて相手の前衛の動きなどに惑わされずにコートへ返すことに意識を集中しましょう。</p>
<h3 class="style4a">テニスのダブルスの戦術：女子</h3>
<p>女子の場合は、基本的なダブルスの戦い方よりも後衛のラリー戦、ロブの使い方、前衛の動きが重要になります。</p>
<p>女ダブと呼ばれるように、女子ダブルスはいわゆるダブルスとは一味違う競技になっているといえるでしょう。</p>
<p>女子は、基本的にネットプレー中心のダブルスではなく、ストローク中心のダブルスをします。</p>
<p>そのため、後衛のストロークの質とロブの使いどころが重要になります。</p>
<p>後衛はストロークを前衛の届かないところにコントロールしつつ、ストロークでフィニッシュする（ストレートアタック、アングルショットなど）もしくは決定的なチャンスを生み出すようなストロークを打つことが重要です。</p>
<p>それに加えて、相手陣形を崩すためのストレートロブも混ぜられると最高です。女子は、男子よりもスマッシュの守備範囲が狭い傾向にあるため、ストレートロブで相手ペアにポジションチェンジをさせることが出来るとコートに空きが生まれやすくなります。</p>
<p>また、ラリー中に前衛が適切なポジショニング（相手の打てる範囲の中央にいる）をしたり、ポーチに出たりすることが出来ると、相手にじわじわとプレッシャ―をかけることが出来るので効果的です。</p>
<p>このように、女子ダブルスは的確なストロークと前衛のポジショニング、展開力のあるロブを駆使して戦う、より戦略重視の競技だといえるでしょう。</p>
<h3 class="style4a">テニスのダブルスの戦術：対格上</h3>
<p>相手が格上の場合は、基本的なダブルスの戦い方よりも「攻撃されないように攻撃する」ことによりこだわってプレーすること、そしてその意思疎通がペアでお互いに出来ていることが重要です。</p>
<p>言い換えるならば、格上に勝つためには、同格の相手と戦うよりもリスクを上げて戦うしかありません。また、普段よりも1球多く返ってくることを念頭に置いて、集中力を高めてプレーする必要があります。</p>
<p>なぜなら、ベースラインからいつも中間や守備で打っているボールを打てば相手に攻撃されてしまいますし、チャンスの場面でいつも攻撃で打っているボールを打ったら相手に守備されてしまうからです。</p>
<p>ただし、リスクを上げすぎてセオリーから大きく外れ、相手がなにもしていないにもかかわらずミスだらけで負けてしまっては元も子もありません。（よく「名前負け」と言いますが、それはこのことを指します。）</p>
<p>きちんと2人で集中力を高く保って、リスクマネジメントをしながらもいつもよりも少し攻撃的にプレーするというバランス感覚が重要です。</p>
<p>どちらかがミスを恐れて消極的になったり、集中が途切れて雑になったりすると格上の相手は必ずそこを攻めてくるでしょう。</p>
<p>そのためには普段から格上相手を想定して、負荷のかかったドリル練習（ボレー・スマッシュの球出しなど）やフォーメーション・パターン練習などに取り組むことで、負荷がかかった状態でもポイントを取れるようになりましょう。</p>
<h3 class="style4a">テニスのダブルスの戦術：対格下</h3>
<p>相手が格下の場合は、基本的なダブルスの戦い方に則ってプレーすること、そしてその意思疎通がペアでお互いに出来ていることが重要です。</p>
<p>格下に対しては無駄にリスクを上げ過ぎたり、下げ過ぎたりして自滅してはいけません。格下に負けるときはよほど調子が悪いときか、調子に乗ったプレーをしたときです。</p>
<p>なぜなら、普通にサーブ・リターン・ボレー（ストローク）と3球目までをきちんと打ちあえば勝てるのが格下だからです。</p>
<p>相手のボールがゆっくりだからといって攻撃しすぎてミスが止まらなくなったり、相手のボールのペースに合わせてゆっくりラリーしてしまい相手が主導権を握ったりというのはよくある話です。</p>
<p>きちんと基本的な戦い方に忠実に、いつも通りのペースでプレーをすることが重要です。</p>
<p>そのためには、普段から自チームの絶対的な得点パターンや、基本に忠実なサーブ・リターン・ボレー（3球目までのショット）を身に付けておきましょう。</p>
<h3 class="style4a">テニスのダブルスの戦術：対同格</h3>
<p>相手が同格の場合は、基本的なダブルスの戦い方に則りながらその試合の流れに応じてプレーを変更していくこと、そしてその意思疎通がペアでお互いに出来ていることが重要です。</p>
<p>テニスの試合において同格の相手との1戦が1番精神的・肉体的にタフです。</p>
<p>なぜなら、お互いに同じような質のプレーが出来た場合なかなか差がつかないので、ごくわずかなポイント差で勝ち負けが決まるからです。</p>
<p>基本的なダブルスの戦い方に則って序盤から中盤を戦い、その流れを汲んでプレーを変更するもしくは継続する選択をする必要があるでしょう。</p>
<p>きちんとペアで毎ポイント間やチェンジコート間に話し合って、プレーや考え・感情に相違が出ないように丁寧なコミュニケーションを取ることが重要です。</p>
<p>1人1人のプレーと感情の不一致や、ペアのプレーや感情の不一致が起こると、もろく崩れていってしまうでしょう。</p>
<p>そのためには、試合中常に行き来する流れや主導権を敏感に察知し、手放さないようにペアで常にコミュニケーションを取りながらプレーするようにしましょう。</p>
<p class="style4b">〇 その他</p>
<h3 class="style4a">テニスのダブルスの戦術：相手ペアの真ん中に配球する</h3>
<p>テニスのダブルスでは「センターセオリー」という言葉があるように、1) センターストラップ付近、2）相手ペアの真ん中を突くというのは効果的な戦略といえます。</p>
<p>なぜなら、1）センターストラップの上は一番ネットが低いので、自分がミスする可能性が低いから、2）コート中央から決めるような角度のあるボレーを打つことは難しいから、3）相手ペアの真ん中は意思疎通が取れている上級者ペアでも処理が難しいからです。</p>
<p>だから、プロでもセンターがお互いのフォアハンドになるようなダブルスペアの組み合わせをよく見かけるのです。</p>
<p>つまり、ダブルスで相手の真ん中を突くという戦術はどのレベルでも効果を発揮する戦術だと言えるのです。「迷ったらセンターに低く打とう」と思っておくと良いでしょう。</p>
<h3 class="style4a">テニスのダブルスの戦術：相手ペアの弱点・苦手なところ、弱い方に配球する</h3>
<p>テニスに限らずスポーツにおいて「自分の得意なところを相手の苦手なところにぶつける」というのは効果的な戦略といえます。</p>
<p>特にダブルスでは相手ペアの弱い方を2対1で狙うという戦術は効果を発揮します。</p>
<p>しかし、気をつけなければいけないのが相手の弱点を狙うことで発生するリスクです。</p>
<p>相手の苦手なところを狙うために使うショットがテニスのセオリーから大きく逸脱していたり、相手の苦手なところが相手の得意なところと紙一重だったりすると、相手の首を絞めるための作戦で自分の首を絞めてしまうことがあります。</p>
<p>これでは相手の弱点を攻めているはずが、どんどんポイントを取られてしまい負けてしまうでしょう。</p>
<p>つまり、相手ペアの弱点や弱い方を突くという戦術はいつでも効果的であることに間違いありませんが、それに相手が対応してきたときは固執せず新たな戦術に移行する必要があるのです。</p>
<h2 class="style3a">プロテニスプレーヤーのダブルスの試合の戦術を動画解説</h2>
<p>言葉だけではわかりにくい部分も多々あるので、ここからはプロテニスプレーヤーの試合動画をお手本に解説しようと思います。（以下の動画像は全てYoutubeから引用しています。）</p>
<p>今回解説する試合は、2012年ロンドンオリンピック男子ダブルス決勝のボブ・ブライアン/マイク・ブライアン組対ジョー・ウィルフリード・ツォンガ/ミカエル・ロドラ組の1stセット（～50分）です。</p>
<p>ダブルスといえばこの2人と言っても良いブライアン兄弟（世界ランキング1位）と強豪フランスのジョー・ウィルフリード・ツォンガ/ミカエル・ロドラ組の対決です。（この時代は、2015年までブライアン兄弟はダブルス1位をキープし、敵なしと言っても過言ではありませんでした。）</p>
<p>息の合ったコンビネーションと堅実なネットプレーが持ち味のブライアン兄弟対強烈なサーブ・ストローク・ネットプレーが持ち味のフランスペアの見ごたえがある試合です。</p>
<p>ダブルスの質で言えばブライアン兄弟、個々のショットでいえばフランスペアが上回っています。</p>
<div class="ytube"><iframe loading="lazy" src="https://www.youtube.com/embed/yH91WaU2F-E" width="560" height="315" frameborder="0" allowfullscreen="allowfullscreen"></iframe></div>
<p>まずは取り上げているプレーの動画を1度みて、そのあとに解説を読むとわかりやすいと思います。</p>
<h3 class="style4a">試合序盤から戦術的な戦い方をする両チームのプレー（～12分20秒）</h3>
<p>まず気になったのが、動画12分までのファーストゲームです。</p>
<p>この場面、ブライアン兄弟はフランスチームのサービスゲームをダブルスのセオリー通りの戦いを展開してブレイクしました。</p>
<p>ただ、フランスチームもすぐに戦術を変更して、よりブライアン兄弟にプレッシャーをかけられるようなプレーを選択してきたため、ファーストゲームから見ごたえのある展開になりました。</p>
<p>この場面で学ぶべきことは2つあります。</p>
<p>1つは、試合の入りなどの大切な場面では堅実なパターンを選ぶことが重要だということです。</p>
<p>サーブは確実に相手の足元にレシーブする、ファーストサーブの確率を上げる、ファーストボレーをコートに入れる、コート中央に沈んだらファーストボレーポーチに出るなど基本に忠実なプレーをして主導権を握ることが重要です。</p>
<p>もう1つは、即座に見切りをつけてポイントできる可能性の高い戦術に変更するということです。</p>
<p>例えば、フランスチームはファーストポイントでブライアンが確実にリターンを沈めてきたのをみて、15-15のポイントではそれを防ぐためにアイフォーメーションを選択しました。</p>
<p>ポイントやゲームにはつながりませんでしたが、より効果のある戦術を次々に選択する勇気を持つことは重要です。</p>
<h3 class="style4a">これぞプロのダブルス！ポジションと動きが完璧なブライアン兄弟の鉄壁ボレー（13分35秒）</h3>
<p>次に気になったのが、動画13分のブライアン兄弟のサービスゲームです。（1-0  0-30）</p>
<p>この場面、ファーストポイントはツォンガの素晴らしいリターンによって真ん中にスペースができてロドラに決められてしまいましたが、このポイントでは素晴らしいポジショニングと動きによって相手の強烈なストロークからコートを守り、最後はボレーで決め切りました。</p>
<p>この場面で学ぶべきことは、2人で相手の打てる範囲を守るためのポジショニングを取るのが大事だということです。</p>
<p>ツォンガのストレートへのリターンを前衛のブライアンが止めたときサーブを打ったブライアンはただ前進するのではなくコート中央に走り込み、コートの空きを埋めました。</p>
<p>そして、その後は2人でボール側の前衛が若干前、クロス側の前衛が若干後ろになるように動き、センターが空かないような完璧なポジショニングを瞬時に整えて、フランスペアにボレー対ストロークの形でプレッシャーをかけ続けポイントしました。</p>
<p>つまり、このコートに空きを作らないポジショニングが相手にプレッシャーを与える最も重要なポイントなのです。</p>
<p>（この後もブライアン兄弟が隙のないネットプレーをしかけていくので、2人でネットに付いたときの動きは参考になるでしょう。）</p>
<h3 class="style4a">最近のブライアン兄弟が勝てない原因がわかるフランスペアの戦術（34分30秒・37分50秒）</h3>
<p>最後に気になったのが、動画34分30秒・37分50秒のブライアン兄弟のサービスゲームでのラリーです。（5-5 アドバンテージサーバー）</p>
<p>このゲームからツォンガは後ろに下がりブライアン兄弟に強打を浴びせ、組み立てというよりもストロークのスピードボールや変化で打ち切るという戦術を取ってきました。</p>
<p>この試合ではこの形になってもブライアン兄弟が堅実にボレー対ストロークでプレッシャーをかけて、ポイントを取るケースが多いですが、最近は少々状況が変わりつつあります。</p>
<p>この場面から学ぶべきことは、道具の進化やフィジカル・テクニックの向上によって、これまでのダブルスのセオリーが崩れつつあるということです。</p>
<p>ラケットがより飛ぶようになったり、フィジカル・テクニックやの向上によってより強いボール（例：スピードが速い、回転量が多いなど）を打てるようになったりしたため、最近はボレー対ストロークの状況をつくってもボレー側がアドバンテージを取れる保証がなくなってきています。</p>
<p>この場面でもツォンガの強烈なストロークやリターンによって、ブライアン兄弟のボレーを破壊するようなプレーがいくつか出てきています。</p>
<p>近年、ブライアン兄弟が試合で勝てないのはこのようなパターンでストロークを打ち切られるケースが多いからです。</p>
<h2 class="style3a">テニスのダブルスの戦術を身に付けるための練習方法</h2>
<p>最後にこれまで解説したようなダブルスの戦術を身に付けるために必要な練習メニューをいくつか紹介したいと思います。</p>
<p>ここで紹介するのはあくまでも一例なので、慣れてきたら自分なりにアレンジしましょう。</p>
<h3 class="style4a">テニスのダブルスの戦術練習メニュー：サーブ・レシーブアンドボレー</h3>
<p>ダブルスの試合において最も重要な役割を果たすのがサーブとレシーブと3球目のショットです。</p>
<p>サーブとその次のショットで主導権を握れるか、レシーブで相手に主導権を握らせないかが決まります。</p>
<p>つまり、サーブとリターンを磨くことがダブルスの戦術を身に付けるためには不可欠だということです。</p>
<p>サーブとレシーブとその次のボールまでを1セットとして練習を行います。</p>
<p>サーバーは、コース・球種・ファースト/セカンドなどを打ち分け、そのレシーブをファーストボレーする（ストロークで攻撃する）ところまでをひたすら反復しましょう。</p>
<p>レシーバーは、サーブを確率良くコートに返球することを軸に、ファーストサーブであれば攻撃されにくいレシーブ（例：相手の足元、深さなど）、セカンドサーブであれば攻撃的なレシーブ（例：コートの中にステップインして叩く、リターンダッシュなど）を練習しましょう。</p>
<h3 class="style4a">テニスのダブルスの戦術練習メニュー：球出し・ドリル練習</h3>
<p>ダブルスのネットプレー練習をするには球出し・ドリル練習がおすすめです。</p>
<p>基本のショット（ローボレー・ミドルボレー・ハイボレー・スマッシュ）を個々に練習する球出し練習とそれらを組み合わせたドリル練習を行いましょう。</p>
<p>基本のショット練習では、ローボレー・ミドルボレーではチャンスメイクのためにコントロールを重視し、ハイボレー・スマッシュでは決め切ることを重視すると良いでしょう。</p>
<p>ドリル練習では、規則的な球出しやランダムな球出しに対して、それぞれに適したショットを繰り出せるように心がけましょう。</p>
<h4 class="style5a">ダブルスのドリル練習メニューの例</h4>
<p>・ローボレー→ハイボレー→スマッシュ</p>
<p>・フォアハイボレー→スマッシュ→バックハイボレー→スマッシュ</p>
<p>・フォアローボレー→フォアミドルボレー/ハイボレー→スマッシュ→バックローボレー→バックミドルボレー/ハイボレー→スマッシュ</p>
<p>・全てランダム</p>
<h3 class="style4a">テニスのダブルスの戦術練習メニュー：フォーメーション・パターン練習</h3>
<p>ダブルスの練習で試合の局面に適した戦術を選ぶ能力を付けるために必要なのがフォーメーション・パターン練習です。</p>
<p>シード選手や格上の選手に勝つためには、さまざまなプレーに対応出来るようにしておく必要があります。</p>
<p>細分化すればキリがありませんが、最低限相手の陣形が平行陣（2アップ）、雁行陣、2バックのときに対応できるよう、それぞれの陣形に対していくつかの戦術を持てるようにパターン化して練習するのです。</p>
<p>そうすることで試合で使える戦術を豊富に身に付けられるうえに、選択ミスを減らすことが出来るでしょう。</p>
<h4 class="style5a">ダブルスのフォーメーション・パターン練習メニュー例</h4>
<p>〇 雁行陣対雁行陣</p>
<p>・リターンをストレートアタックから</p>
<p>・リターンをクロスから</p>
<p>・リターンをロブから</p>
<p>・リターンダッシュから</p>
<p>・ポーチから（リターンクロス縛り）</p>
<p>〇 平行陣対</p>
<p>・サーブアンドボレーから</p>
<p>・ポーチから（リターンクロス縛り）</p>
<p>・ストレートケアから（リターンストレート縛り）</p>
<p>・ロブカットから（リターンロブ縛り）</p>
<p>〇 対平行陣</p>
<p>・リターンをストレートアタックから</p>
<p>・リターンをロブから</p>
<p>・リターンをクロスから</p>
<p>・ファーストボレーポーチから（ファーストボレークロス縛り）</p>
<p>〇 ツーバック</p>
<p>・リターンをストレートアタックから</p>
<p>・リターンをクロスから</p>
<p>・リターンをロブから</p>
<p>〇 フォーメーション</p>
<p>・アイフォーメーション</p>
<p>・オーストラリアンフォーメーション</p>
<h3 class="style4a">テニスのダブルスの戦術練習メニュー：練習試合・ポイント練習</h3>
<p>全ての練習をつなげる役割を果たすのが練習試合やポイント練習です。</p>
<p>練習の初めにやって課題を洗い出すのも良いですし、練習の最後にやって練習の成果を確かめるのも良いでしょう。</p>
<p>試合と同じようにフリーで行ったり、サーブやポイント序盤のプレーにルールをつけたりすると良いでしょう。</p>
<p>フリーの場合は、戦い方が身についているかを確かめたり、ポイントや相手のプレーに応じて様々なプレーを試したりしましょう。</p>
<p>ルール付きの場合は、そのルールに則って質の高いプレーをすることを意識しましょう。（例：ファーストサーブのコース縛り、セカンドサーブのみ、リターンストレートアタックからなど）</p>
<p>このような練習をすることで、試合で使えるダブルスの戦術を身に付けることが出来るでしょう。</p>
<h2 class="style3a">まとめ</h2>
<p>今回は、テニスの試合におけるダブルスの戦術について詳しく解説しました。</p>
<p>戦術というのは試合に勝つための手段です。</p>
<p>当たり前ですが、テニスのセオリーに則っていない戦い方は、優れた戦術とは言えません。</p>
<p>ダブルスは、サーブやリターンの順序・動き方、タイブレークなどルールが複雑で初心者は理解するまで大変だと思いますが、やり方さえきちんと覚えれば年齢・性別問わず楽しめるゲームです。</p>
<p>イベントでジュニア・一般・シニア、男子・女子問わず混合ダブルスをしたことがありますが、ジュニアははやいボール・展開を武器に、シニアは経験から来る戦術を武器に戦うので、おもしろい試合になりました。</p>
<p>ぜひ戦術的なダブルスを展開できるように、頭脳と技術を鍛えましょう。</p>
<p>もし、あなたが本気で「上手くなりたい！」、「勝ちたい！」と思うなら、僕は全力で応援します！</p>The post <a href="https://tennisbu.com/%e3%83%86%e3%83%8b%e3%82%b9%e3%81%ae%e3%83%80%e3%83%96%e3%83%ab%e3%82%b9%e3%81%ae%e8%a9%a6%e5%90%88%e3%81%ae%e6%88%a6%e8%a1%93%e3%81%a8%e7%b7%b4%e7%bf%92%e3%83%a1%e3%83%8b%e3%83%a5%e3%83%bc.html">【保存版】テニスのダブルスの試合の戦術論と練習メニュー</a> first appeared on <a href="https://tennisbu.com">てにすぶ.com</a>.]]></content:encoded>
					
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		<post-id xmlns="com-wordpress:feed-additions:1">418</post-id>	</item>
		<item>
		<title>【保存版】テニスのシングルスの試合の戦術論と練習メニュー</title>
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		<dc:creator><![CDATA[tenniscoach]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 19 Oct 2018 01:07:42 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[テニスのシングルスの戦術の上達法]]></category>
		<category><![CDATA[シングルス]]></category>
		<category><![CDATA[セオリー]]></category>
		<category><![CDATA[戦術]]></category>
		<category><![CDATA[練習方法]]></category>
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					<description><![CDATA[<p>こんにちは、テニスコーチの高田です。 今回は、シングルスの試合における戦術について解説をします。※ダブルスの戦術は別の記事で解説します。 テニスのセオリーをもとにシングルスの試合の戦術の基本を導き出し、さまざまなパターン [&#8230;]</p>
The post <a href="https://tennisbu.com/%e3%83%86%e3%83%8b%e3%82%b9%e3%81%ae%e3%82%b7%e3%83%b3%e3%82%b0%e3%83%ab%e3%82%b9%e3%81%ae%e6%88%a6%e8%a1%93%e3%81%a8%e7%b7%b4%e7%bf%92%e3%83%a1%e3%83%8b%e3%83%a5%e3%83%bc.html">【保存版】テニスのシングルスの試合の戦術論と練習メニュー</a> first appeared on <a href="https://tennisbu.com">てにすぶ.com</a>.]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>こんにちは、テニスコーチの高田です。</p>
<p>今回は、シングルスの試合における戦術について解説をします。※ダブルスの戦術は別の記事で解説します。</p>
<p>テニスのセオリーをもとにシングルスの試合の戦術の基本を導き出し、さまざまなパターンや種類の戦略の解説、プロテニスプレーヤーの試合動画をお手本に分析・解説、それらを身に付けるための練習方法の解説を行います。</p>
<p>シングルスの戦い方は男子・女子、初心者・上級者問わず共通するルールとも呼べるセオリーを土台とし、そのうえで個性を生かしたプレースタイルを確立すべきです。</p>
<p>セオリーを無視すればミスだらけになってしまいますし、自分の得意なプレーがなければポイントを取ることは難しいでしょう。</p>
<p>あなたはシングルスに苦手意識を持っていないでしょうか？</p>
<p>・シングルスはダブルスと違い、コースの配球やポジションのパターンが難しい。</p>
<p>・コート1面を1人で守りきれない。</p>
<p>・試合中に1人で戦術決定をできない。</p>
<p>・なによりもシングルスの試合は勝てない。</p>
<p>もし、あなたがこのような課題を感じているならば、この記事を最後まで読み、実践することで改善が見込めるでしょう。</p>
<p>では、内容に入っていきましょう。</p>
<h2 class="style3a">試合で使えるテニスのシングルスの戦術を考える上で重要なセオリーとは？</h2>
<p>まず、本題に入るまえにテニスのルールやコートの形・ネットの高さなどの事実から導きだされる、普遍的なセオリーについて考えてみましょう。</p>
<p>なぜなら、セオリーを無視した戦術では1ポイントや1ゲームを取れたとしても、1試合や1トーナメントを勝ち切ることは難しいからです。</p>
<p>どうしても試合になるとセオリーよりも自分の得意なショットや相手の苦手なショットに頼りがち（それだけで勝てる相手ならそれでも構いません！）ですが、それによって自分がセオリーから外れたプレーをしていると、どこかで無理が生じて気付いたら形勢を逆転されているというパターンは多々あります。</p>
<p>きちんとテニスのセオリーを理解し、常に自分のプレーがセオリーから外れないもしくは外れるとしたら意図的に外すように、俯瞰的な視点を持っておきましょう。</p>
<p>まず、考えて欲しいのは「テニスはどうやったら勝てるスポーツなのか？」という問いです。</p>
<p>指導しているジュニア選手に意見を聞くと「相手が取れないところにボールを打つ」、「相手よりも1球多くボールを返す」、「相手の弱点を突く」などなど様々な意見が返ってきます。</p>
<p>確かにどれも正解ですが、テニスというスポーツの本質には辿り着いていません。</p>
<p>テニスは、（1セットマッチであれば）相手が4ポイント取るまえに自分が4ポイント取ることを6回繰り返せば勝てるスポーツです。（厳密にいえばデュース等もありますがここでは割愛します。）</p>
<p>ここからわかることはまず相手にポイントを取られない=「負けないテニス」をすることが重要で、その次にポイントを取る=「勝つテニス」をすることが重要だということです。</p>
<p>では、次に負けないテニス・勝つテニスとはどのようなテニスなのかを考えていきましょう。</p>
<p>負けないテニス=ポイントを取られないテニスとは、</p>
<p>(1)自分がミスをしない（Forced・Unforced問わず）</p>
<p>(2)相手にエースを取られない</p>
<p>ようなプレーをすることです。</p>
<p>勝つテニス=ポイントを取るテニスとは、</p>
<p>(3)相手にミスをさせる</p>
<p>(4)自分がエースを取る</p>
<p>ようなプレーをすることです。</p>
<p>優先順位としては、負けないテニス&gt;勝つテニスであり、ミス&gt;エース（一般的に試合ではミスによるポイントの方がエースよりも多くなるから）となります。</p>
<p>つまり、(1)自分がミスをしない（Forced・Unforced問わず）、(2)相手にエースを取られない、(3)相手にミスをさせる、(4)自分がエースを取るという優先順位を重視したプレーこそ、テニスの道理に適ったセオリー通りのプレーだと言えるのです。</p>
<p>これまでの自分の試合でのプレーとこのセオリーを比較してみて下さい。</p>
<p>どうしても無理をしてラインぎりぎりを狙ってしまってはいないでしょうか？</p>
<p>ミスを恐れるあまりボールが甘くなり、エースばかり取られていないでしょうか？</p>
<p>ストレスが溜まるような最悪な試合ほど、(1)～(4)の優先順位がバラバラなプレーをしているのです。</p>
<p>そして、常に勝ち続けている人ほど、(1)～(4)の優先順位を守ってプレーしているのです。</p>
<h2 class="style3a">試合で使えるテニスのシングルスの戦術の基本的な考え方</h2>
<p>では、このようなセオリーに基づいて、どのような戦い方をすれば良いのかを考えてみましょう。</p>
<p>まずは、負けないテニスをしなくてはいけません。</p>
<p>つまり、自分がアンフォーストエラー（凡ミス）をしない、自分がフォーストエラー（させられたミス）をしない、エースを取られないようなプレーが重要になります。</p>
<p>では、あなたはどんなときにミスをしたり、エースを取られたりするのか考えてみましょう。</p>
<p>まず、アンフォーストエラーをしにくくするプレーについて考えてみましょう。そのためには、アウトやネットをしにくい配球について考える必要があります。</p>
<p>単純にするために、「クロス」と「ストレート」の2種類のショットで考えると、どちらのショットの方がより安全でしょうか？</p>
<p>ちなみにこれはセオリーの話なので自分や相手の得意・不得意などは考慮しません。</p>
<p>答えは、「クロス」です。</p>
<p>なぜなら、1)クロスの方がストレートに比べて距離が長いから、2)クロスの方がストレートよりも通す部分のネットの高さが低いからです。</p>
<p>コートのサイドラインと平行に打った場合とコートの対角線上に打った場合では約140cm、シングルスポールとセンターベルトのネットの高さは約15cm（ボール2個分）も差があります。</p>
<p>つまり、ストレートに打てばかなり大きなアウトになるボールも、ストレートに打てば確実にネットにかかるボールもクロスに打てばインになるのです。</p>
<p>次に、フォーストエラーやエースを取られにくくするプレーについて考えてみましょう。そのためには、動く距離と時間について考える必要があります。</p>
<p>長い距離を走らされたり、準備する時間を失ったりすれば、自分がミスする確率も相手がエースを取る確率も高くなります。</p>
<p>これも単純にするために、「クロス」と「ストレート」の2種類のショットで考えると、どちらのショットを打った方がより相手の返球に対して動く距離と時間に余裕が出るでしょうか？</p>
<p>答えは「クロス」です。</p>
<p>なぜなら、1)クロスの方がストレートより距離が長いのでボールが相手に届くまで時間がかかるから、2)クロスに打った方がストレートに打つより戻る位置が近くなるから（クロスに打った方がストレートに打つよりも動く距離が短くなるから）です。</p>
<p>クロスの方がストレートよりも距離が長いというのは前述した通りなので、同じ速度のボールを打つならばクロスに打った方が時間に余裕を作ることが出来ることは明白でしょう。</p>
<p>また、打った後に戻るポジションがクロスに打った場合とストレートに打った場合とでは異なります。</p>
<p>相手が打てる範囲の真ん中にポジションを取ることが基本です。</p>
<p>例えば、デュースサイドからクロスにボールを打った場合はセンターマークよりもややデュースサイド寄り、ストレートにボールを打った場合はセンターマークよりもややアドバンテージサイド寄りになります。</p>
<p>さて、ここからは「勝つテニス」について考えていきましょう。</p>
<p>つまり、相手にミスをさせる、自分がエースを取るようなプレーが重要になります。</p>
<p>これは、先ほど考えた自分がミスをしない、相手にエースを取られないプレーを参考にすれば答えは出るでしょう。</p>
<p>単純にするために、「クロス」と「ストレート」の2種類のショットで考えると、どちらのショットを打った方がより相手の動く距離を長くかつ時間を奪うことが出来るでしょうか？</p>
<p>答えは「ストレート」です。</p>
<p>なぜなら、1)ストレートの方がクロスより距離が短いのでボールが相手に届くまでの時間が短くなるから、2)ストレートに打った方がクロスに打つよりも相手の動く距離が長くなるからです。</p>
<p>このように、コートの大きさという普遍的なことから「距離（高さ）」と「時間」と「動く距離」の差を考えることで、自分のミスと相手のエースを減らす「負けないテニス」と相手のミスと自分のエースを増やす「勝つテニス」のプレーを導き出すことが出来るのです。</p>
<p>では、最後にこれまでのシングルスにおける「負けないテニス」と「勝つテニス」の議論をまとめて、シングルスの戦術の基本を導き出しましょう。</p>
<p>結論から言うとシングルスのセオリーは「クロスでラリーを作って、ストレートに決める（攻撃する）」というものになります。</p>
<p>なぜなら、「負けないテニス」をベースに「勝つテニス」を展開することが出来るからです。</p>
<p>クロスコートでラリーを組み立てながら、相手がしびれを切らしてストレートに返してきたり、振り遅れてストレートやコート中央に返してきたり、ミスヒットでコート内に甘いチャンスボールを返してきたりしたら、それをすかさずオープンコート（相手のいないコート）に攻撃すれば、最もミスする・エースを取られる確率を下げたまま、ミスさせる・エースを取る確率を高めることが出来るのです。</p>
<p>このようなシングルスの戦術論を理解し、実践すれば、今のあなたの技術のままでもポイント獲得率を上げることが出来るでしょう。</p>
<h2 class="style3a">試合で使えるテニスのシングルスの戦術パターン・種類</h2>
<p>ここまで抽象的なセオリー・戦術論を解説してきました。</p>
<p>ここからはより具体的にいくつかのシチュエーションを挙げて、それぞれについて戦い方を考えていきましょう。</p>
<p>※質問等があり次第、随時更新します。</p>
<p class="style4b">〇 ゲームの種類</p>
<p>テニスの試合には、自分がサーブからはじまるサービスゲームとリターンからはじまるリターンゲームがあります。</p>
<p>基本的には、お互いにサービスゲームをキープし、リターンゲームで数少ないチャンスを生かしてブレイクするという形になります。</p>
<p>それぞれの特徴を理解して、戦い方を考えることが重要です。</p>
<h3 class="style4a">テニスのシングルスの戦術：サービスゲーム（サーブからの展開）</h3>
<p>サービスゲームは常にサーブ「攻撃」からスタートすることが出来るので、攻撃を保ったまま短いラリーでポイントを終わらせることが重要です。</p>
<p>サーブを打ち、返ってきたレシーブをさらに攻撃しポイントする、もしくはその後ネットプレーでポイントするという3～5ラリー程度で終われるとベストです。</p>
<p>そのためには、サーブのコース・球種の打ち分けの精度やその配球がとても重要になります。</p>
<p>サーブをワイドに打って相手をコートの外側に追い出したり、ボディーに打ってレシーブを詰まらせたり、センターに打ってエースを取ったりできると、攻撃のバリュエーションが増えるでしょう。</p>
<p>おおむね「ワイド:ボディー・センター（ティー）＝7:3」の割合で打つべきだと言われています。</p>
<p>なぜなら、ワイドに逃げていくような回転系のサーブを打ち、3球目をオープンコートに打つことで相手を10m以上走らせることが出来るので、ミスをさせる・エースを取ることが容易だからです。</p>
<p>このパターンを軸に、ボディーやセンターのサーブを使うことでサービスゲームを固くキープすることが出来るでしょう。</p>
<h3 class="style4a">テニスのシングルスの戦術：リターンゲーム（リターンからの展開）</h3>
<p>リターンゲームは常にリターン「守備」からスタートするので、守備から中間、中間から攻撃へと移っていけるようなプレーをすることが重要です。</p>
<p>サーブを高い確率でコートに返し、相手の攻撃に耐えて中間へと持ち直し、あわよくば攻撃することで相手にプレッシャーをかけることが出来ればベターです。（相手は攻撃からはじまるのではやい展開でポイントを取りきれないとプレッシャーがかかります。）</p>
<p>そのためには、リターンの精度とその後の中間から守備よりのラリーが重要になります。</p>
<p>まずはサーブを返すことでもう1球多く相手にプレーさせることを意識しましょう。</p>
<p>もちろん、深いコースを狙ったリターンを打っていきなり形成を逆転出来ればそれにこしたことはありませんが、リターンは返すだけでも相手に心理的プレッシャーを与えることが出来るのです。</p>
<p>次に、サーブを返した後のやや守備的なラリーを我慢強く戦うことを意識しましょう。</p>
<p>サーブやその次のボールで攻撃されたとしても、時間的・空間的な余裕をつくるボールを打つことができれば相手は決め切れず無理をして自滅するか、ペースを落としてラリー戦に持ち込むかしかなくなり、サーブのアドバンテージを消すことが出来るのです。</p>
<p>このように、リターンゲームは相手にあと1球多く打たせることを念頭に置いて戦うとブレーク率を上げることが出来るでしょう。</p>
<p class="style4b">〇 プレースタイル</p>
<p>テニスには、オールラウンド・ネットプレー・ベースラインプレーといったプレースタイルがあります。</p>
<p>選手それぞれがショットの得意不得意、フィジカル、正確などを総合的に判断して、最も自分に向いているものを選びます。</p>
<p>それぞれにメリット・デメリットがあるため、メリットを最大化しデメリット最小化する必要があります。</p>
<h3 class="style4a">テニスのシングルスの戦術：オールラウンド</h3>
<p>オールラウンダーは、常に守備・中間・攻撃の状況判断のメリハリが重要です。</p>
<p>器用にサーブ・リターン・ストローク・ボレー・スマッシュをこなせるからこそオールラウンドなプレーが出来るわけですが、器用貧乏にならないようにしなくてはいけません。</p>
<p>今の自分の状況と相手の状況を総合的に判断し、今どのようなプレーをすべきなのか考えましょう。</p>
<p>当たり前ですが、オールラウンダーは攻撃すべき時は攻撃し、守備すべき時は守備し、相手の様子見をすべき時は中間のプレーをすることが全てです。</p>
<p>そのためには、練習や試合をしながら今のプレーは理にかなっていたのかを検証する癖をつけることが重要です。（最も効果的なのは動画を撮って客観的に振り返りをすることです。）</p>
<p>すると、経験値が貯まり、瞬時に正しい状況判断が出来るようになるのです。</p>
<h3 class="style4a">テニスのシングルスの戦術：ストローク・ベースラインプレー</h3>
<p>ベースライナー（カウンターパンチャー）は、ポイントのほどんどを中間からやや守備的なプレーをすることが重要です。</p>
<p>相手に「攻撃される」のではなく、粘り強いプレーで相手にプレッシャーをかけて「攻撃させる」ように仕向ける必要があります。</p>
<p>相手からすると攻撃しているはずなのに自滅してポイントを落としていっているような感覚になるでしょう。</p>
<p>例えば、長いラリーで相手と我慢比べをしたり、チャンスを与えても決定的なチャンスは与えなかったりするようなプレーをしたり、たまに相手を驚かすようなペースで攻撃的なプレーをしたりすることが重要です。</p>
<p>そのためには、常に相手が今どのようなメンタルでプレーをしているのかを観察し、わざとチャンスを与えたり、長いラリーをしたりと嫌がるプレーを心がけましょう。</p>
<p>そうすることで、自分のミスするリスクを最小化し、相手のミスするリスクを最大化することが出来るのです。</p>
<h3 class="style4a">テニスのシングルスの戦術：サーブアンドボレー・ネットプレー</h3>
<p>サービスアンドボレーヤー（ネットプレーヤー）は、ポイントのほどんどで攻撃的なプレーをすることが重要です。</p>
<p>常に攻撃をしかけることで短いラリーで相手にプレッシャーをかけてミスをさせるか、決定的なチャンスを作り出しエースを取りましょう。</p>
<p>攻撃がハマると相手からすると手も足も出ない状態になるでしょう。</p>
<p>サーブやリターンの後にネットへ向かって前進することが全てです。</p>
<p>現代は、サーブアンドボレーはサーブもしくはネットプレーに秀でているプレーヤーが使うもしくは相手と大きなレベル差・ポイント差がある状態でのプレー、相手が無警戒な場面でのプレーで使われています。</p>
<p>なぜなら、ラケットの性能やフィジカルが向上したことで、リスクを負って攻撃をしかけるよりもベースライン付近でラリーをしているほうがポイントを取る確率が高いからです。</p>
<p>サービスアンドボレーを成功させるためには、サーブやネットプレーのレベルを上げること、それをしかけるタイミングを間違えないことが重要です。</p>
<p>そうすることで、どんな戦術よりも短く簡単にポイントを取ることが出来るのです。</p>
<p class="style4b">〇 レベル・人</p>
<p>テニスは、プレーする人の特徴によって適した戦術が変わります。</p>
<p>セオリーに基づいて自分に合った戦術を選べば、自分の持っている技術や体力を最大限に生かすことができるでしょう。</p>
<h3 class="style4a">テニスのシングルスの戦術：初心者</h3>
<p>初心者の場合は、よりセオリーに忠実に戦うことが重要になります。</p>
<p>テニスのセオリーである(1)ミスをしない、(2)エースを取られないという「負けないテニス」に注力し、1球でも多く相手にボールを打たせるようにしましょう。</p>
<p>そのためには、試合中は打ち方や狙う場所などは特に意識せず、ボールから目を離すことなくひたすら追いかけて相手コートに返すことに意識を集中しましょう。</p>
<h3 class="style4a">テニスのシングルスの戦術：女子</h3>
<p>女子の場合は、基本的なシングルスの戦い方よりもリターンゲームを取ること、ボールスピード・テンポのはやいラリー戦に打ち負けないことが重要になります。</p>
<p>女子は男子に比べてサービス力が劣る傾向にあるため、相手のサービスゲームをブレイクし合う展開（ブレイク合戦）になりがちです。</p>
<p>そのため、リターンからより攻撃的に打ち、リターンゲームの主導権を握ることが重要です。</p>
<p>また、女子は男子に比べてストロークのショットの回転数が少ないため、低くて速いボールの打ち合いが多くなります。</p>
<p>そのため、はやいテンポのラリーについていけるフットワークやシンプルかつコンパクトなスイング動作を身に付けることが大切でしょう。</p>
<h3 class="style4a">テニスのシングルスの戦術：左利き</h3>
<p>左利きの場合は、基本的なシングルスの戦い方よりもアドバンテージサイドの外側を意識して使うことが重要になります。</p>
<p>サーブからラリー戦まで常に相手のバックハンド側（右利きの場合）にボールを集め、プレッシャーをかけ続けることが重要です。</p>
<p>なぜなら、左利きが打つサーブもストロークもかかっている回転が独特で、慣れていない限りそう簡単に攻略できるものではないからです。</p>
<p>フォアハンド側にオープンコートが出来ても序盤は相手を振らずにしつこくバックハンド側にボールを集め、相手が慣れてきた中盤から終盤でオープンコートへと展開するパターンを使うと良いでしょう。</p>
<p>そのため、アドバンテージサイドのクロスラリーやサーブ・リターンからアドバンテージサイドの展開に持っていくためのショットを磨くことが重要です。</p>
<h3 class="style4a">テニスのシングルスの戦術：対格上</h3>
<p>相手が格上の場合は、基本的なシングルスの戦い方よりも「攻撃されないように攻撃する」ことによりこだわってプレーすることが重要です。</p>
<p>言い換えるならば、格上に勝つためには、同格の相手と戦うよりもリスクを上げて戦うしかありません。</p>
<p>なぜなら、ベースラインからいつも中間や守備で打っているボールを打てば相手に攻撃されてしまいますし、チャンスの場面でいつも攻撃で打っているボールを打ったら相手に完璧な守備をされてしまうからです。</p>
<p>ただし、リスクを上げすぎてセオリーから大きく外れ、相手がなにもしていないにもかかわらずミスだらけで負けてしまっては元も子もありません。（よく「名前負け」と言いますが、それはこのことを指します。）</p>
<p>きちんとリスクマネジメントをしながらも、いつもよりも少し攻撃的にプレーするというバランス感覚が重要です。</p>
<p>そのためには普段から2対1で練習をしたり、不利な状態（ランニングショット）からの練習をしたりして、負荷がかかった状態でもポイントを取れるようになりましょう。</p>
<h3 class="style4a">テニスのシングルスの戦術：対格下</h3>
<p>相手が格下の場合は、基本的なシングルスの戦い方に則ってプレーすることが重要です。</p>
<p>格下に対しては無駄にリスクを上げ過ぎたり、下げ過ぎたりして自滅してはいけません。格下に負けるときはよほど調子が悪いときか、調子に乗ったプレーをしたときです。</p>
<p>なぜなら、普通に打ち合えば勝てるのが格下だからです。</p>
<p>相手のボールがゆっくりだからといって攻撃しすぎてミスが止まらなくなったり、相手のボールのペースに合わせてゆっくりラリーしてしまい相手が主導権を握ったりというのはよくある話です。</p>
<p>きちんと基本的な戦い方に忠実に、いつも通りの自分のペースでプレーをすることが重要です。</p>
<p>そのためには、普段から自分の絶対的な得点パターンや、基本に忠実なサーブやリターンからの展開を確実に身に付けておきましょう。</p>
<h3 class="style4a">テニスのシングルスの戦術：対同格</h3>
<p>相手が同格の場合は、基本的なシングルスの戦い方に則りながらその試合の流れに応じてプレーを変更していくことが重要です。</p>
<p>テニスの試合において同格の相手との1戦が1番精神的・肉体的にタフです。</p>
<p>なぜなら、お互いに同じような質のプレーが出来た場合なかなか差がつかないので、ごくわずかなポイント差で勝ち負けが決まるからです。</p>
<p>基本的なシングルスの戦い方に則って序盤から中盤を戦い、その流れを汲んでプレーを変更するもしくは継続する選択をする必要があるでしょう。</p>
<p>そのためには、試合中常に行き来する流れや主導権を敏感に察知し、手放さないように堅実なプレーを積み重ねるようにしましょう。</p>
<p class="style4b">〇 その他</p>
<h3 class="style4a">テニスのシングルスの戦術：相手の弱点・苦手なところに配球する</h3>
<p>テニスに限らずスポーツにおいて「自分の得意なところを相手の苦手なところにぶつける」というのは効果的な戦略といえます。</p>
<p>しかし、気をつけなければいけないのが相手の苦手を狙うことで発生するリスクです。</p>
<p>相手の苦手なところを狙うために使うショットがテニスのセオリーから大きく逸脱していたり、相手の苦手なところが相手の得意なところと紙一重だったりすると、相手の首を絞めるための作戦で自分の首を絞めてしまうことがあります。</p>
<p>例えば、相手がバックハンドストロークが苦手でフォアハンドストロークが得意だった場合、バックハンドストローク側をしつこく狙うという作戦が立てられます。</p>
<p>しかし、バックハンド側にボール集められることを相手が気付いた場合は、フォアハンドストロークで回り込まれて強打されてしまったり、バックハンド側を狙っているのにバックハンドストロークを打たせることが出来ないとさらにきわどいサイドを狙って自分のサイドアウトやネットミスが増えたりしてしまうでしょう。</p>
<p>これでは相手の苦手を攻めているはずが、どんどん自分のミスが増えてしまい負けてしまうでしょう。</p>
<p>このような場合は、一度相手をフォアハンド側に振ってからバックハンド側に振るなどの工夫をすることが必要です。</p>
<p>つまり、相手の苦手なところや弱点を突くという戦術はいつでも効果的であることに間違いありませんが、それに相手が対応してきたときは固執せず新たな戦術に移行する必要があるのです。</p>
<h2 class="style3a">プロテニスプレーヤーのシングルスの試合の戦術を動画解説</h2>
<p>言葉だけではわかりにくい部分も多々あるので、ここからはプロテニスプレーヤーの試合動画をお手本に解説しようと思います。（以下の動画像は全てYoutubeから引用しています。）</p>
<p>今回取り上げる試合は、2012年オーストラリアンオープン（全豪オープン）決勝のノバク・ジョコビッチ選手対ラファエル・ナダル選手の1stセット（～1時間20分）です。</p>
<p>2010年まで世界ランキング1位だったラファエル・ナダル選手と2011年に世界ランキング1位となったノバク・ジョコビッチ選手のストローカー対決です。（この時代は、BIG4と呼ばれるロジャー・フェデラー、ラファエル・ナダル、ノバク・ジョコビッチ、アンディー・マレーがほとんどのグランドスラム大会でベスト4に残っていた時代です！）</p>
<p>お互い粘り強いストロークが持ち味なので、長いラリーが多く見ごたえのある試合です。</p>
<div class="ytube"><iframe loading="lazy" src="https://www.youtube.com/embed/nQxS_oYJx3Q" width="560" height="315" frameborder="0" allowfullscreen="allowfullscreen"></iframe></div>
<p>まずは取り上げているプレーの動画を1度みて、そのあとに解説を読むとわかりやすいと思います。</p>
<h3 class="style4a">シングルスの試合におけるサーブからの展開とリターンの重要性（28分）</h3>
<p>まず気になったのが、動画28分のナダルがジョコビッチのサービスゲームをこの試合で初めてブレークした場面です。（2-2 アドバンテージ ナダル）</p>
<p>この場面、ジョコビッチはブレイクされないために一番オーソドックスかつ堅実なワイドへのサーブからオープンコートへの展開を狙っていました。</p>
<p>しかし、結果は浅くなったナダルのリターンをオープンコートへ打ったもののアウトしてしまい、ブレイクを許しました。</p>
<p>この場面で学ぶべきことは2つあります。</p>
<p>1つは、大切な場面であればあるほどより堅実なパターンを選ぶことが重要だということです。</p>
<p>ファーストサーブを確率良くワイドにコントロールし、相手をコートの外側に追い出してから、確実にオープンコートに仕留めるというのはサービスゲームの戦い方の軸です。</p>
<p>もう1つは、リターンは返し続けるだけでも価値があるということです。</p>
<p>ナダルがこの大切な局面でミスをせずにリターンをコートに返したことでジョコビッチはプレッシャーを感じ、ミスさせられた形になりました。（この後のお互いのブレイクの場面でも同じく「リターンを返す」というプレッシャーがポイントに結びつきました。）</p>
<h3 class="style4a">左利き特有のシングルスの配球と戦術（30分）</h3>
<p>次に気になったのが、動画30分のナダルのサービスゲームでのラリー戦です。（3-2 15-0）</p>
<p>この場面、ナダルはサーブ・リターンの後、バックハンドスライスでストレートへ、バックハンドドライブでストレートへとボールを配球しています。</p>
<p>これは左利き特有の戦術です。アドバンテージサイドにボールを集めることで、得意なフォアハンドを使ったラリーに展開するための配球です。</p>
<p>この場面に限らず試合中にナダルはこの戦術を何度も試みていますが、このセットではあまりポイントに結びつけることが出来ていません。</p>
<p>なぜなら、ジョコビッチがバックハンドストロークで攻撃的にクロスへと切り返すことが出来ているからです。</p>
<p>ナダルはストロークの守備力がかなり高いため、クロスに大きく振られるリスクを取ってでもアドバンテージサイドのラリーに持ち込むために（オープンコートでなくても）バックハンドストロークをストレートに配球していますが、その守備力を越える攻撃的なバックハンドストロークでジョコビッチはこの戦術を封じることができているのです。</p>
<p>左利きはこのようにアドバンテージサイドでのフォアハンドストロークを使ってラリーを展開するために、バックハンドストロークのストレートを多用します。</p>
<p>そのときには、相手のバックハンドストロークのクロスへの強打によって振られることをきちんと頭に入れて、一度守備をしてからアドバンテージサイドのラリーに持ち込む意識をもってプレーしましょう。</p>
<h3 class="style4a">テニスのシングルスのセオリーが詰まったロングラリ―（1時間8分）</h3>
<p>最後に気になったのが、動画1時間8分のジョコビッチのサービスゲームでのラリー戦です。（5-5 30-15）</p>
<p>この場面、ジョコビッチはセカンドサーブからラリーに持ち込まれるもののナダルをアドバンテージサイドからデュースサードへと振り、攻撃をしかけていきます。</p>
<p>その攻撃に対して、ナダルはコート中央付近にバックハンドスライスで守備し、デュースサイドでのラリーとなり、ジョコビッチがフォアハンドストロークのアングルショットでナダルをコートの外に追い出しました。</p>
<p>その攻撃に対して、ナダルはまたコート中央付近にバックハンドスライスで守備し、ジョコビッチのボールがデュースサイドに甘くなり、ナダルがバックハンドストロークの角度のついたクロスの強打と最後はフォアハンドのチャンスボールでジョコビッチの逆を突きポイントしました。</p>
<p>このポイントはお互いのストローク力が高いからこそ生まれた素晴らしいロングラリーでした。</p>
<p>このラリーから学ぶべきことは2つあります。</p>
<p>1つは、ラリーの中で攻撃しきれないと一気に守備へと追い込まれることがあるということです。</p>
<p>ジョコビッチがセカンドサーブからでもナダルを左右に振り攻撃をしかけ、それをナダルが凌ぎ、ラリー戦からまたジョコビッチが攻撃をしかけ、またそれをナダルが凌ぎ、最後はナダルが逆転して攻撃でフィニッシュしました。</p>
<p>ずっとジョコビッチがラリーの主導権を握って攻撃し続けていたにもかかわらず、ナダルの最後の守備によって一気に形勢が逆転したということです。</p>
<p>つまり、攻撃は中途半端にならないようによりアグレッシブに注意深く行うことが重要だということです。</p>
<p>もう1つは、コート中央深くにコントロールするショットは守備として有効だということです。</p>
<p>このラリーでは、ジョコビッチの2回の攻撃をナダルがこのショットで凌いで、最終的に逆転しています。</p>
<p>コート中央深くにスライスやムーンボールを打つことで、時間をつくるだけでなく相手の返球範囲を狭めることができるのです。</p>
<p>もちろん、守備の場面で全てこのショットを打っていたら相手に読まれてしまいますが、守備の一手として身に付けておくと良いでしょう。</p>
<h2 class="style3a">テニスのシングルスの戦術を身に付けるための練習方法</h2>
<p>最後にこれまで解説したようなシングルスの戦術を身に付けるために必要な練習メニューをいくつか紹介したいと思います。</p>
<p>ここで紹介するのはあくまでも一例なので、慣れてきたら自分なりにアレンジしましょう。</p>
<h3 class="style4a">テニスのシングルスの戦術練習メニュー：サーブ・レシーブ</h3>
<p>シングルスの試合において最も重要な役割を果たすのがサーブとレシーブ（と3球目のショット）です。</p>
<p>サーブとその次のショットで主導権を握れるか、レシーブで相手に主導権を握らせないかが決まります。</p>
<p>つまり、サーブとリターンを磨くことがシングルスの戦術を身に付けるためには不可欠だということです。</p>
<p>サーブとレシーブとその次のボールまでを1セットとして練習を行います。</p>
<p>サーバーは、コース・球種・ファースト/セカンドなどを打ち分け、そのレシーブをオープンコートに攻撃するところまでをひたすら反復しましょう。</p>
<p>レシーバーは、サーブを確率良くコートに返球することを軸に、ファーストサーブであれば攻撃されにくいレシーブ（例：深い相手の足元など）、セカンドサーブであれば攻撃的なレシーブ（例：コートの中にステップインして叩くなど）を練習しましょう。</p>
<h3 class="style4a">テニスのシングルスの戦術練習メニュー：1on1ラリー</h3>
<p>シングルスの練習で最もオーソドックスな練習メニューが1対1のラリーです。</p>
<p>サーブ・レシーブ後の展開を練習するならこのメニューがおすすめです。</p>
<p>1面もしくは半面でフリーもしくはルール付きのラリー練習を行います。</p>
<p>コートの大きさについては、最初半面から初めて慣れてきたら1面にしても構いませんし、ルールに応じて変えても良いでしょう。</p>
<p>ルールについては、中間・攻撃・守備のいずれかからスタートするようにルール付けをすると良いでしょう。</p>
<p>中間は、クロスラリーからスタートしてどちらかのボールが浅くなった・コート中央やストレートに返ったところからオープンコートに展開する最もオーソドックスな形の練習をすると良いでしょう。</p>
<p>攻撃は、チャンスボールからスタートしてネットプレーに展開して決め切る練習をすると良いでしょう。</p>
<p>守備は、攻撃の逆側かコートの端からスタートして走らされたところから中間に戻す練習をすると良いでしょう。</p>
<h3 class="style4a">テニスのシングルスの戦術練習メニュー：2on1ラリー</h3>
<p>シングルスの練習で負荷をかけるための練習メニューが2対1のラリーです。</p>
<p>シード選手や格上の選手に勝つためには、練習で負荷をかける必要があります。</p>
<p>格上の選手を相手にするといつもエースを取れているショットでも完璧に守備をして中間に戻してきますし、いつも攻撃されないショットを打ち込まれます。</p>
<p>つまり、この経験を練習で疑似的に作り出して対応できるようにしておくことが重要なのです。</p>
<p>1面に2人対1人で入り、2ストローク対1ストローク（中間）・2ボレー対1ストローク（守備）、2ストローク対1ボレー（攻撃）の練習を行います。</p>
<p>2人の方は、常に1つのプレーを2人で作るという意識を持つことが重要です。2人でシード選手や格上選手1人の役目を果たすので、1人当たりの範囲が半面だからこそ出来るはやい攻撃や完璧な守備をしましょう。</p>
<p>ただひたすら1人を振り回すのではなく、2人で1プレーを完成させるような意識付けが重要なのです。</p>
<p>1人の方は、いつもより1段階無理をしてプレーする意識を持つことが重要です。</p>
<p>もちろん、無理をしてミスだらけになってしまっては元も子もありませんが、いつもより少し攻撃のボールのタイミング・スピードをはやく、いつもより少し中間のボールを深く、いつもより少し守備のボールを深くする意識を持ちましょう。</p>
<p>そうすることで、試合で格上選手と当たってもうろたえることはないでしょう。2人より強い1人なんてなかなかいませんからね。</p>
<h3 class="style4a">テニスのシングルスの戦術練習メニュー：練習試合・ポイント練習</h3>
<p>サーブ・レシーブとラリーの練習をつなげる役割を果たすのが練習試合やポイント練習です。</p>
<p>練習の初めにやって課題を洗い出すのも良いですし、練習の最後にやって練習の成果を確かめるのも良いでしょう。</p>
<p>試合と同じようにフリーで行ったり、サーブやポイント序盤のプレーにルールをつけたりすると良いでしょう。</p>
<p>フリーの場合は、戦い方が身についているかを確かめたり、ポイントに応じて様々なプレーを試したりしましょう。</p>
<p>ルール付きの場合は、そのルールに則って質の高いプレーをすることを意識しましょう。（例：ファーストサーブをワイド縛り、セカンドサーブのみ、サーブの次の球を必ずオープンコートなど）</p>
<p>このような練習をすることで、試合で使えるシングルスの戦術を身に付けることが出来るでしょう。</p>
<h2 class="style3a">まとめ</h2>
<p>今回は、テニスの試合におけるシングルスの戦術について詳しく解説しました。</p>
<p>戦術というのは試合に勝つための手段です。</p>
<p>当たり前ですが、テニスのセオリーに則っていない戦い方は、優れた戦術とは言えません。</p>
<p>200km/hを越えるビッグサーブを持っていても、コート後方からでも攻撃できるビッグフォアハンドを持っていても、どこからでもエースを取れる芸術的なネットプレーを持っていても、勝てるとは限らないのがテニスのおもしろいところです。</p>
<p>テニスのセオリーとそれに則った戦術の基本を理解したうえで、自分の個性に合った戦術を組み立てることが試合に勝つことに繋がるのです。</p>
<p>もし、あなたが本気で「上手くなりたい！」、「勝ちたい！」と思うなら、僕は全力で応援します！</p>The post <a href="https://tennisbu.com/%e3%83%86%e3%83%8b%e3%82%b9%e3%81%ae%e3%82%b7%e3%83%b3%e3%82%b0%e3%83%ab%e3%82%b9%e3%81%ae%e6%88%a6%e8%a1%93%e3%81%a8%e7%b7%b4%e7%bf%92%e3%83%a1%e3%83%8b%e3%83%a5%e3%83%bc.html">【保存版】テニスのシングルスの試合の戦術論と練習メニュー</a> first appeared on <a href="https://tennisbu.com">てにすぶ.com</a>.]]></content:encoded>
					
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