今回は、テニスの女子ダブルスで勝つための戦術を解説します。
女子ダブルスに限らず、戦術を立てるうえで大切なのがテニスのセオリーに従っているかどうかです。
もし、セオリーから大きく外れたようなプレーをしていたら、1試合や1トーナメントを勝ち抜く事は難しいでしょう。
ただし、セオリーを理解したうえで、個人の特徴を生かしたフォーメーション・ポジショニング・配球などをすることが重要です。
女子ダブルスは特に他種目のダブルスとは違う特徴があるので、別物として理解すること必要です。
それではさっそく内容に入りましょう!
目次
テニスの女子ダブルスで勝つための戦術1 ロブを多用して陣形を崩す
まず、女子ダブルスでは、基本的なダブルスの戦い方よりも後衛のラリーが重要になります。
つまり、基本的に女子ダブルスはネットプレー中心ではなく、ベースラインプレー中心になることが多いということです。
そこで鍵になってくるのがロブです。
女子ダブルスでは、後衛のストロークの質とロブの使いどころが重要になります。
後衛は、相手の届かないクロスのショットとストレートロブを使って相手を動かし、陣形を崩してミスを誘うように心がけましょう。
女子は、男子よりも身体が小さくネットプレーの守備範囲が狭い傾向にあるので、ストレートロブを打つことで相手ペアにポジションチェンジをさせることができ、コートに空きが生まれやすくなります。
どれだけ質の高いペアであってもポジションチェンジが何度も起これば必ず多少のほころびが出ます。
ストレートロブを使って相手陣形を崩す戦術が多用されるのは、女子ダブルスの特徴といえるでしょう。
テニスの女子ダブルスで勝つための戦術2 ネットプレーで優位に立つ
次は、2人ともネットにつき、平行陣で攻撃的な展開に持っていく戦術です。
この陣形で意識すべきことは、相手が雁行陣だった場合には前衛が届かない後衛側にボールを集めることです
なぜなら、相手の前衛にボレーされると時間を失いミスをするもしくはエースを取られるリスクが高まるからです。
なるべく相手の後衛にボールを集めて2対1のボレー対ストロークの形を作りましょう。
そうすることで、相手にミスをさせたり、浮いてきたボールを相手の前衛のボディショットやアングルショットで決めたりすることができるでしょう。
この陣形で、注意するべきは相手のロブショットです。
戦術1でも述べたように、女子ダブルスではロブを使う機会が圧倒的に多いので、2人でネットにつけばロブが来ることは間違いないでしょう。
そのため、スマッシュを決めきることが出来ないと形勢が逆転してしまうので、スマッシュを決めきれる技術を持っておくことが重要です。
テニスの女子ダブルスで勝つための戦術3 オールラウンドなプレーで相手を翻弄する
最後に紹介する戦術は、「オールラウンドなプレーで相手を翻弄する」です。
ここでのオールラウンドなプレーとは、雁行陣でのベースラインプレーから平行陣でのネットプレーまで、状況に応じて上手く使い分けることを意味します。
状況に応じて自分で戦術を変更できるようになれば、相手ペアは何をしてくるか分からないという恐怖を感じます。
すると、相手は「次はどこに打とうか…」と悩みながらプレーをすることになり、ミスを誘うことが出来るでしょう。
ダブルスは試合の流れをいかに掴むかが勝ち負けに大きな影響を持っているので、相手ペアに迷いを与えるというのはとても重要なことです。
ただし、オールラウンドなプレーを試合で遂行するには、あらゆるショットをあらゆる状況下で打つことができ、様々な戦術を理解していることが必要です。
そのため、ベースラインプレーかネットプレーかどちらかを極めたうえで、もう一方の練習に取り組むようにしましょう。
まとめ
今回は、テニスの女子ダブルスで勝つための戦術を紹介しました。
女子ダブルスは、シングルスや男子ダブルスと比べて「ロブ」の使い方が非常に重要です。
また、そのロブを無効化するようなスマッシュの技術を身に付けることも、とても効果的です。
このように、テニスの根本的なセオリーや戦術だけでなく、性別などによる特徴も理解すると、よりテニスが奥深くなるでしょう。
ぜひ、自分に合った戦術を身に付けて下さい。
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