今回はスマッシュを確実に決めるためのコツについて解説していきたいと思います。
スマッシュはテニス初心者から上級者までレベルに関わらず、ポイントをエースで決めるためにネットプレーでは欠かせないショットです。
ポイントを決めきることが出来なければ、試合の主導権を相手に渡してしまうでしょう。
そのため、スマッシュではスピードとコースがとても重要になってきます。
あなたは試合でロブがきたときに、しっかりと振り切ることができていますか?
空振りやフレームショットが多い。
オーバーミス・ネットミスが多い。
スピードが遅くて、決めきることが出来ない。
もしこのようなお悩みを抱えているなら、この記事で紹介する3つのコツを意識して練習してみましょう。
きっとシングルスのネットプレーやダブルスの前衛でエースをとることが出来るようになるでしょう。
それではさっそく内容に入っていきましょう。
テニスのスマッシュの打ち方のコツ1 素早い準備
スマッシュでは、適切な打球面が円滑な運動連鎖によって生まれるようなテイクバック(ワインドアップ)が重要です。
なぜなら、再現性の高いシンプルなスイングをするためには、その始点である準備が決まらなければいけないからです。
この事を理解したうえで、スマッシュの打ち方のコツの1つ目として「素早い準備」について考えましょう
スマッシュのテイクバックは、ロブが上がった瞬間に身体を横向きにしトロフィーポジションでラケットを準備し、反利き手をあげてボールの位置を確認するようにしましょう。
このトロフィーポジションとは、上半身はリラックスしし「肩180度・脇90度・肘90度・手首はジャンケンのグー・ラケットヘッドは前向き・ラケット面は横向き」にした状態の事です。
トロフィーポジションをつくることで、そのあとのスイングが最適な軌道になりやすくなります。
このように、ロブが上がってから素早く準備することで、振り遅れを防ぎ、安定したスイングで焦らずにスマッシュを決めることが出来るようになるのです。
テニスのスマッシュの打ち方のコツ2 ボールの落下地点に動く
次に、スマッシュの打ち方のコツ2「ボールの落下地点に動く」について考えていきましょう。
スマッシュのオーバーミスやネットミスの一因となっているのが、しっかりと打点に入れないことです。
ストロークやボレーは、大きく捉えると地面と水平に飛んでくるボールを飛んできた方向にはじき返すため打点に入ることは難しくありません。
しかし、スマッシュは上から落ちてくるボールをさらに加速させるため落下点がわからなければ打点に入ることは出来ません。
そのため、打点が後ろになってしまいエネルギー不足になってしまったり、前になってしまい上体がつっこんでしまったり、という経験があるのではないでしょうか。
まず、落下点の目安として左手でボールを取れるところに移動するようにしましょう。これが出来るようになると、適切な場所でボールを捉えること可能になります。
次に、落下点に移動することに加えて、落ちてくるボールに対してタイミングよくラケットを振り出せるようにしましょう。
このように、素早くボールの落下点に移動し、タイミングよく振り出せるようになれば、スマッシュを高確率で相手コートに返すことが出来るようになるでしょう。
テニスのスマッシュの打ち方のコツ3 短く角度をつけて打つ
最後に、スマッシュの打ち方のコツ3「短く角度をつけて打つ」について考えていきましょう。
はじめに解説した通りスマッシュはエースを取らなければならないショットなので、当たり前ですが相手が取れない所に打つことが重要です。
そこで大事になるのが、サービスボックス内を長さの目安として角度をつけて打つ事です。そうすることで、相手が触ることの出来ないコートの外側にボールを打つことが出来るのです。
半面ストレートで練習する場合は、ネットの低いところを通してサービスボックス内にとにかく短く打つように意識しましょう。
サービスボックス内に打てないと、試合で角度をつけて打ったときにサイドアウトしてしまう可能性が高くなります。
このように、スマッシュの長さと角度を意識することで相手が取れないスマッシュを打つことが出来るようになるでしょう。
まとめ
今回は、スマッシュを確実に決めるための打ち方について解説してきました。
スマッシュは苦手な人が多いイメージがありますが、きちんとポイントを抑えたうえで練習を積めば必ず打てるようになります。
よく考えてみて下さい。ネットの近くからネットよりも高い打点でボールを打てるのだから、決まって当たり前ですよね?
試合の大切な場面で「やばい!ロブが来た!」とビビらないようにきちんと練習をしましょう。
スマッシュを確実に決めることが出来るというのはあなたにとって、とても有益なことなのです。
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